ババを引く
社長と一緒にF1サンマリノGPを観ていた。
BARホンダのバトンがフェラーリを押さえてポールポジション獲得。
「今回はおもしろくなりそうだ」とテレビに張り付く社長。
途中まではバトンがトップを走っていたが、ピットストップのタイミングでMシューマッハに抜かれ、2位になってしまった。
しかし2位でも十分すごい成績。社長はバトンに注目していた。
そして3度目のピットストップ。燃料補給やタイヤ交換をするスタッフ。
社「ここでババ引くなよ~」
うんうん。チームスタッフのみんな、ミスしないでくれ~。
社「ところで、ババってなんだ?」
あ「へ?トランプのジョーカーのことでしょ?」
社「なんでジョーカーをババって言うんだ?」
あ「さぁ…知らない」
というわけで調べてみた。
「ババ」は「ババ抜き」におけるジョーカーの呼び名。
「ババ抜き」は「オールドメイド」というゲームが元になっているらしい。
クィーンのカードを1枚抜くのが本来の遊び方で、このクィーンが「ババ」ということになる。
「オールドメイド」とはオールドミスのことで、それで「婆」なのかな?
クィーンを1枚抜く代わりにジョーカーを1枚入れるのが今の「ババ抜き」で、実はジョーカーは日本発祥であるらしい。
へぇ~。知らなかったなぁ。
さてF1の方はいよいよ終盤。残り5周くらい。バトンは2位をキープしている。
その時。バトンのチームメイト佐藤琢磨のマシンが白煙を吐いてコースアウトした。
社「あ゛~! 煙幕大作戦だ」
…そんな作戦、いらんわ。はた迷惑な。