あひるの小屋

日記のようなもの

2004年5月14日

韓国戦

早く見たいような、まだまだ見たくないような、そんな複雑な気持ちで待っていた韓国戦。とうとうその日を迎えてしまった。
今日はもう、いちにちなーんも手につかなかった。
のどママも同じ気持ちだったのだろう。
夕方に電話で話していたにもかかわらず、放送時間直前になってまた電話がかかってきた。

「なんかもう、いてもたってもいられなくて」

わかるわかる。私も電話しようと思ってたもん。
正直な話、韓国に勝つのは難しいだろうと思ってたんだ。
そりゃあ日本は成長したさ。でも韓国だってそれは同じ。
あのロシアとイタリアを倒して来たチームだ。さぞかし強かろう。

ユウのブロードは片っ端から止められるかもしれない。
フェイントがことごとく決められてしまうかもしれない。
テンさんのトスが乱れるかもしれない。
サーブミスが連発するかもしれない。
日本の攻撃がまったく通用しないかもしれない…。

どんどんマイナスな方向に考えてしまう。
そしてそんな自分がイヤで、いてもたってもいられないのだ。
お互いそんな気持ちをぶちまけ合って、のどママも私も少し気が楽になった。
ぃよーし、応援するぞぉ。ってことで電話を切った。

スタメンはイタリア戦の時と同じメンバー。このへんは予想通りだ。
テンさんのサーブで試合が始まる。
しかし、せっかく相手のレシーブを崩してチャンボになったのに落としてしまう。
この一発目で「ヤバイかも…」って思った。

1セット目はどちらに流れがいくでもなく、とったりとられたりで試合が進む。
中盤、韓国にはめっぽう強いと言われているレオが入る。
ここでばっさりと流れが変わった。完全に日本の流れになったのである。
「韓国に強いレオ」なんて話はあんまりアテにしていなかったんだけど、見ていてもハッキリわかるくらいに流れが変わった。
しかし韓国にとってはちょっと納得のいかないジャッジがいくつかあったようで、それも流れが変わった理由のひとつかもしれない。
そしてなんたってスゴかったのはイクちゃんのレシーブ。
韓国も粘りのバレーだと言われているけれど、今日の日本はそれを上回っていた。

その後は危なげない展開でなんと日本がストレート勝ち。
「いてもたってもいられなくて」とまで思っていた韓国戦なのだが。
正直言って、ちょっと拍子抜けした感じだった。
これがロシアとイタリアを倒した韓国なのか…?
日本が強かったのか、それとも韓国が手を抜いたのか…?いやいやまさか。
でもこれで5連勝だ。
いや、それよりなにより、アテネオリンピックへの出場が決まったのだ。
おめでとう!

一気に盛り上がる会場。そして選手たち。
大歓声の中、テンさんが泣いていた。
それを見たらこっちも涙が「どはぁっ」と溢れてきた。「どはぁっ」だ。
さらに柳本さんの「メダルを獲得します!」という言葉で涙倍増。
ホントにおめでとう!

しかしまだ大会は終わったわけではない。
まだ2試合残っているのだ。しかも最終日はロシア戦だ。
ここまで来たらぜひ全戦全勝を目指して欲しい。

社長が帰宅し、録画した試合を2人で観る。
そしてまた最後で「どはぁっ」だった。

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