あひるの小屋

日記のようなもの

2009年12月7日

正面衝突

で、どんな事故だったのかといいますと…

夕方、もう日は暮れていて暗かった。
おまけにものすごい雨。ってこれはお約束(^^;
私たちは家まであとすこしというところの交差点を右折しようと、右折レーンに入り、前方の信号が赤なので減速をしていた。
片側2車線あってさらに右折レーンもあるそれなりにでかい交差点だった。

そのとき、私たちが曲がろうとしている方向から1台の車が左折してきて、なぜか私たちのいる右折レーンに入ってきた。
車線を間違えちゃったのか、右にふくらみすぎたのか、まぁ非常に見通しが悪い状況ではあったんだけれども、いずれにしても2車線もあってなんでそんなことになるのかわからない。
社長はパッシングをしてその車に気づかせようとした。
このときはまだその車と私たちとの間にはそこそこの距離があった。
それでもこっちへ向かってくる車が前方にいるんだもの。
社長はその場で車を停止させた。

しかしその車はまっすぐそのまま進んでくる。減速する気配すらない。
すぐに気づいて車線を移るだろうと思っていた私たちはあわてる。
社長が「ウソだろオイ!」を連発し、私は助手席で固まる。
ダメだ、この車はまったく気づいていない…
そう思ったときはもう遅かった。
避けることも逃げることもできず、向かってくるその車を見ているしかなかった。

それから一瞬の出来事…なのにすごく長い時間に思えた。
真っ正面から迫ってくる車。
それがコマ送りでだんだん大きくなってくる…

以前、とある事情でかなり危険な場面に遭遇したことのあるのどママが、こんなことを言っていた。

マ「もう終わりだって思った瞬間に、頭の中でアメイジンググレイスが流れて…」

まさにそれだった。コマ送りで迫ってくる車とアメイジンググレイス。
あの光景はたぶん忘れることができないと思う…

そしてものすごい衝撃。と同時にコマ送りが通常の速度に戻った。
そのとき私の胸に痛みが走り、なぜか呼吸ができなくなった。

社「まったく!なにやってんだよ!…おい、大丈夫か?」
私「胸が…息が…できない…」
社「えっ大丈夫か!?」

が、ちょっとしたらそれは解けて、呼吸はできるようになった。
胸ももう痛くない。他にも痛いと感じるところはなかった。

で、相手があわてて降りてくる…かと思いきや、まったくその気配がない。
もしかして相手は気を失ってるとか?
つーか走ってくる時点ですでに意識がなかったんでないか?
だってあんなにパッシングしてんのに気づかなかったんだもの。
…って思ったとき、その車がいきなりバックし始めた。
逆に社長があわててすっ飛んでいく。逃げられるかと思ったんだ。

社長が出て行って相手はバックするのをやめたが、やはり降りてこない。
幸いすぐ近くに交番があったので、社長は豪雨の中を走って交番へ。
すぐにお巡りさんが出てきて状況を確認。交番の脇へ誘導された。

車を降りてみてビックリ。前面が大破してる!
バンパーがピンセットみたいに片側からはがれてびよーんってなってるし、その下からなにかが出ちゃってる。よくわかんないけどでっかい部品的な。
煙は出てるしなんかシューシューいってるし、よくここまで動かせたなぁ…
つーかエアバッグ作動しなかったっけじゃん。いいのか?それで(^^;

相手のひとは…かなり高齢っぽいじいさんだった。
なんかもうそれでガックリきた。怒りも冷めた。つーか失せた。
私たちはさっさと交番の中に入っていろいろ手続きしてたんだけど、じいさんは車から交番まで歩くのに、ものすごい時間かかってんだもの。

お互いに外傷もないってことで、物損事故として処理をし、連絡先などの交換をして、交番での手続きは終わった。
さすがにこの車を運転して帰るのは無理ってことでレッカーを呼び、大きな買い物をしていたので、レッカー会社のひとに家まで送っていただいた。

家に到着してしばらくしてから、私の右ワキバラに痛みが出てきて…
そんなこんなで、昨日までに書いた話につながるってな感じ。

思い返してみると、やっぱりとんでもない事故だなぁ…
まさかそのまんままっすぐ走ってくるとは思わないし、なんなら加速してたんでないかっていうくらいの勢いだったもの。
こっちが気をつけてたって、あんなの防ぎようがないってばよ。

とにかく…とにかくものすごくコワかったです(T-T)

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