電波時計
夜、お風呂に入って出てきたら、カベの時計がなくなっていた。
社長は出かけてて、もしかしたら持っていったのかもしれないんだけど、持っていく理由が思いあたらないし、でも急に故障したのかもしれないとか、まさか風呂に入ってる間にドロボーに入られたなんてこと……でもでも時計だけ持っていくとかわけわかんないし……なんてちょっと混乱していたら、社長が帰ってきた。
私「社長!時計知らない?」
社「一緒にドライブしてきた」
私「ドライブ?時計と?なんで?なんで連れてったの!?」
社「電波を拾わせるために(笑)」
この時計は電波時計なんだけど、ここでは電波を受信してくれないみたいで、手動で時刻を合わせて使っているという残念な時計だったんだ。
つーか、これが電波時計だってことすら忘れてたよ(^^;
私「そっか電波かー。そーいえば最近ちょっと進んでたよね」
社「そそそ。だから合わせようと思って」
私「電波、拾えた?」
社「おう。バッチリだぜ」
時計の時刻は秒までキッチリ合っていた。さすが電波時計^^
私「どこまで行けば拾えるの?」
社「ん?外に持ってって5分も待てば勝手に受信するよ」
どうやら建物内では受信できなかっただけらしい。
買ってきたときにベランダで試したりもしてみたんだけど、もうちょっと粘ってれば受信できてたのかもしんないなー(^^;
社「やっと電波時計としてのチカラを発揮できたな」
私「あははは、ホントだねー」
買ってきたときは、電波時計なのに電波が受信できなくて、すんごいくやしそうにしてた社長だったけど、ようやくそのくやしさから解放されたって感じかなー
つーわけで、電波時計がちゃんと電波時計になりました^^