あひるの小屋

日記のようなもの

2015年8月29日

時計

すんごい前に知り合いからもらった時計の話。
いきさつは忘れちゃったけど、たぶんノベルティかなんかで、ふたつもらったからひとつあげるよーみたいな感じだったかと。
ヒモでつり下げるタイプの時計で、浴室で使えるように防水仕様になっている。
でも前の家では浴室につり下げられそうな場所がなかったので、トイレのタオル掛けのところにつり下げて使ってた。

その時計が4年前の3月11日、東日本大震災の日に止まってしまった。
針は3時20分あたりをさしていて、ちょうど余震でてんやわんやしてたあたりだと思う。
たぶん電池切れだろうとは思いつつ、なんとなく「地震で止まった時計」って気がしないでもなくて、しばらくそのままにしておいた。
んで、しばらくどころかずーっとそのまま(^^;
もうこの時計が止まってることに慣れちゃって、困ることもなかったんだよね。

昨年こっちに引っ越して、今度は浴室につり下げられる場所があるので、その時計を止まったまま浴室につり下げた。

それからさらに1年。
ふと、いいかげん電池を交換してもいいんでないか?って思った。
つーか、なんで止まったまんまずっとここに下げてんだよ、って(^^;

そして時計のカバーを外してみると、なんと電池が外れていた。
電池ボックスの中でナナメになってて、接触していない状態。
それをちゃんとセットし直すと…時計が動き出した!
止まる気配もなくちゃきちゃき動いてるし、電池切れではなかったのねー!

あの日、つり下げられていた時計が地震でカベにばこばこ当たって、衝撃で中の電池が外れてしまった…ということのようだ。
「震災の日にたまたま電池が切れた時計」が「地震で止まった時計」っぽいって思っていたのが、ホントに「地震で止まった時計」だったとは(^^;

電池が外れてただけだとわかったら、なんだか急に不憫に思えてきてしまった。
こんなに長いこと止まったまんま、中も見てあげなかったなんて……
まー電池切れだったとしても放置してたことに変わりはないんだけどね(^^;

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