あひるの小屋

日記のようなもの

2004年2月12日

アイヌ語

北海道の地名はアイヌ語がもとになっているものが多い。
それを片っ端から調べてやろうと、調査を始めたのが一昨年の5月。
文化や歴史などにもちょっと触れ、アイヌに対する仕打ちを知ってメゲたり、地名のあまりの多さにメゲたり、諸説もろもろあってメゲたりしつつも、地名研究のおもしろさにすっかりハマってしまった。
「自分だけの地名辞典を作るんだ!」なんてハリキリ始めたのが昨年の5月。
市町村名、山名、河川名などをWordでまとめ、今では400ページほどの資料になっている。

単語を訳してつなげるだけで満足しちゃっていたこの調査。
どうもアイヌ語の文法を無視できない状況になってきた。
世の中には文法を無視した解釈がたくさん出回っており、文法を理解しないことには、このへんの判断ができないのだ。

ってことでアイヌ語の勉強を始めたのが昨年の10月。
勉強といっても教室に通っているわけではないのだが。
主にSTVラジオさんの「アイヌ語ラジオ講座」で勉強させてもらっている。
アイヌ語には文字がないので、テキスト上だけでの勉強はしんどいのだ。

地名研究のための勉強だったんだけど、今は地名そっちのけで勉強ばっかりしてる。
アイヌ語には共通語ってものがなくて、講師によって違いが出てくる。
文化や時代背景なども考慮しないと理解できない言葉がたくさんある。
思ってたほど甘くなかったんだな。

でもね、おもしろいんだよ。
地名研究もおもしろいんだけど、アイヌ語の勉強もおもしろい。
役に立つ可能性なんて、ほとんどゼロじゃん。
と思う反面、ぜんぜんやめようなんて気にはならない。
なんなんだろうね、これって。

周りでアイヌに興味のある人間はいなくって、一人でもんもんとやってる。
共有できる相手もなく、行き詰まっても相談できる相手がいないのに、ちっとも飽きてこないってのはそうとう好きなんだな、私。と自分で思う。

いやぁこんなこと書いてもつまんないだろうなぁと思って、ずっと書くのを避けていたんだけど…。今日はネタがないので書いてしまった^^
私が今一番ハマっていることのお話でした。

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