あひるの小屋

日記のようなもの

2005年12月17日

蛇口・やっと解決

午前9時すぎ。業者さんから電話があった。
「部品が思いのほか早く届いたので早めに行きたい」とのこと。
ちょっとアセる。実は社長も私もまだ寝てたんだよね。休みだし^^;
「15分くらい時間をください」と伝え、大急ぎで顔を洗って着替える。
社長は最初「オレは寝ている」と言っていたが、やっぱり起きてきた。すまんねぇ…
「ここで仕事してるよ」と、奥の部屋に入っていった。

業者さんが「早めに行きたい」と言うのには理由がある。
まずひとつ。発注した部品が本当に合うのかどうか確信がない。
念のために2種類発注したが、どちらもウチのとは見た目が違うそうだ。
それと、私が「断熱キャップが外せない」と言っていたこと。
なのでこちらとしても早めに作業を始めてもらえるのはありがたい。
もしかしたらえらく時間がかかるかもしんないし、再発注ってこともあり得る。

15分後、業者さんが到着。
まず、届いた2種類の部品とINAXの製品カタログを見せてくれた。
カタログの写真がウチの水栓とそっくり同じ。やっぱりINAXだったんだな。
でもその写真の水栓に付けられている断熱キャップ部分はウチのと違う。
と、ここで業者さんが水栓のカベ側のところを手探りし、型番のシールを発見した。
鏡をあてて読みとると、カタログの型番と一致した。…さすがプロだわ^^

ということで断熱キャップを外しにかかる…が、やっぱり外せない。
業者さんは普通に外すことをあきらめ、「やっちゃっていいですか?」と確認し、ノコギリやらペンチやらで断熱キャップを破壊し始めた。
半分ほど破壊したところで、業者さんが「あ!」と声をあげた。

業「これ…外せないみたいですね」
あ「えっ?…あ、ホントだ。これ、どーみても外しちゃいけない構造ですよね」

パイプの先端部にはいくつかのクビレがあり、断熱キャップの内側も同様になっていて、それがお互いにかみ合うように取り付けてあったのだ。
これじゃいくら引っぱったって抜けるワケがない。…一体型だったんだな。

業「これは…どっちの部品も付けられないですね…申し訳ないです」
あ「いいえー。こんなの開けてみなけりゃわかんないですよ。でも、パイプと一体型のものなんて、あるんですねぇ」
業「いやボクも初めて見ました。勉強不足かもしれませんが…あーくやしいなぁ。いいトコまでいったと思ったんだけどなぁ」
あ「そーですよねぇ。型番は合ってましたもんね」

この型番の水栓用断熱キャップがあるというのに、パイプと断熱キャップが一体型…ってことは、パイプ部分だけが交換されたということか。
ウチの水栓には横っちょに分岐水栓が付けられている。
おそらく前の住人が食器洗浄機かなにかを取り付ける際にここをいじくり、そのときにパイプ部分も他のものと交換したんではなかろうか、という結論に至った。
だけどこのタイプでパイプ部分だけを交換するってゆー例はあんまり聞かないそうで、もしかすると自分が知らないだけで、そういう製品が存在するのかもしれないと、業者さんは申し訳なさそそーに言っていた。

というわけで、水栓をまるごと交換することになった。

業「この分岐って、必要ですか?」
あ「いえ、前のひとが使っていたままになってるだけで、まったく使ってません」
業「分岐をつける必要がなければ、在庫があるので今日できるんですが…」
あ「あ、ぜひお願いします。分岐はいりませんので」

業者さんは本体その他必要なものをとりに、いったん会社に戻った。
その間にシンクの下に置いてあるものをすべて出し、奥にいる社長にも状況を説明。

社「あの分岐がなくなっちゃうのはちょっと残念だな。使えそうなのに」

電器店で私が食器洗浄機のカタログ見てたとき、知らんぷりしてたっけじゃんよ^^

あ「長くかかりそうだから出てきたら?別に隠れることもないでしょ。これ以上時間たつと、出てくる方が不自然になっちゃうよ」
社「いや、なにか相談しなきゃなんない状況にでもなったら呼んでくれ」

…と、業者さんが戻ってきた気配。社長ひっこむ^^

業「浄水器を使用されているんですよね?今度はここが金属のやつですから」

今までは浄水器を取り付ける部分が断熱キャップとつながっていて、そこがプラスチックだったため、浄水器への衝撃で破損したってなわけで。
これはすっごくありがたい配慮。いやもう感激^^
念のために浄水器の取り付け部品が適合するかどーかもチェックしてくれた。
この機会にと新しい浄水器を用意しておいたので部品も全タイプ揃ってたし、前の水栓と形が同じタイプのものだったので、問題なく適合した。

水道の元栓を止めて、作業開始。
業者さんは洗面所や浴室の水栓を開け、台所の水栓から息を吹き込んだ。
へぇー、こうやって水道管内の水を排出させるのか。勉強になるなぁ^^

業「○○さん(前の水道屋)はなんて言っていたんですか?」
あ「見ただけで、TOTOの細い方とか言ってましたよ。でもいずれにしても、これじゃ付けられなかったですね」

最初にこの業者さんが来たとき、前の水道屋の件を説明してあった。
あのままガマンして継続したとして、結局取り付けられず水栓交換になって…まだまだなにかとイラつかせてくれたに違いない。

それにしても、水栓交換がこれほど大変な作業だとは思わなかった。
シンクの下でなにかをノコギリで切断したり、バーナーを使ったり…断熱キャップ破壊から含めて、なんだかんだで2時間くらいかかった。

水栓の取り付けが完了し、水道の元栓を開ける。
…と、トイレから勢いよく水の出る音がした。

業「いま、トイレで水出ました?」
あ「出ました。…なんで出たんでしょう」
業「えっ?いま使ってないですか?…それは漏れてますね」
あ「えーっ?トイレは去年○○さんにやってもらったんですよ」

昨年の4月、水道局から漏水の知らせを受け、○○さんにやってもらったのだ。(当時の日記では水道局を「水道屋」、水道屋を「工事屋」と書いていた^^;)
思えばあの後もビミョーに水の出る音がしてたんだよな。社長もそう言ってたっけ。
でもまだ漏れていたら水道局が教えてくれるだろーと思っていた。甘かったな。
あのときメーターを見て、まわっていないことを確認したつもりだったけど、たまたままわっていなかったのか、その直後からまた漏れるようになったのか…

まずは取り付けた水栓に問題がないことを確認。
その後、さらにトイレのタンクも見てもらえることになった。
タンクから便器への排水弁のゴムがドロドロに老化していることがわかった。

業「トイレで水漏れっていったらまずはココなんですよ。1年や2年でこんなになるわけないし、これ古いタイプなんですよね。たぶんココは交換してないんじゃないかな。やってくれるなぁ○○さん…」

昨年はなにか部品を交換していたっぽかったけれど、このゴムではなかったらしい。
業者さんはタンクの中から比較的新しい部品を見つけ、「○○さんが交換したのは、おそらくこの部分ですね」と説明してくれた。
そーいえば、どの部品かなんてゆー説明はしてくれなかったっけなぁ。○○さん。
昨年○○さんが帰った後、トイレのあちこちが溶けたゴムで黒く汚れていたんだけど、それでもこのゴムは交換しなかったってことなのか…

このゴム部品は常に用意しているらしく、車から持ってきてすぐに交換してくれた。
水を止めていたのは2時間ほど。元栓開けてあれだけの水が出たってことは、この1年以上の間、かなりの量の水が漏れていたってことになるんだな…orz

業「それじゃ終わりましたんで。長くかかっちゃってすみません」
あ「いいえこちらこそ。トイレまで見ていただいて助かりました。本当にありがとうございました」
業「いえいえ。○○さんに負けるわけにはいきませんからねー(笑)」

とんでもない。負けるどころか大勝ちでしょ。つーか勝負にもなりませんて。

業者さんが帰り、不動産屋さんに報告の電話を入れて終了。
いやー終わった。やっと終わった。

社長が奥の部屋から出てきて、新しい水栓を見て感動していた。

社「あんなちっこい部品ひとつで、こんな大工事になるとは思わなかったなぁ」

いやホントに。自力でなんてとてもムリだったな^^

さっそく新しい浄水器を取り付け。
いやーいいねぇ。新しい水栓。新しい浄水器。なんだかワクワク^^

断熱キャップの破損から10日。これでやっと落ち着けるな。

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