あひるの小屋

1999年 第2期 「春」

エントリ期間
4/1~4/30
投票期間
5/1~5/15

今回のお題「春」は、けっこう難しかったみたいですね。岩茶さん曰く、「ひねれない、皮肉れない、愚痴れないテーマってのは川柳にゃ向かないね。」だそうです。

のりぞう法師さんの「駆ける」責めはスゴイものがあるよね。競馬なんかやられるんでしょうか...。「駆ける」の入った作品全部まとめて、「もーえーちゅーねん賞」でもあげたいところ。

それでもこんなに力作が集まりました。みなさんありがとう。もちろん、投票してくれたみなさんも、ありがとう。結果は次のようになりました。

第2期 受賞作品

金賞

電車慣れ してない輩が 右左

詠み人
あっぱく
投票数
5

投票者からのコメント

ゴールデンウィークあけにはいなくなるんですけどね。
とりあえず出入り口付近で地蔵になる奴は凸(-.-)

これが一番 微笑ましいです。

情景が目に浮かぶようだ。
私にもこんな時代があったんだなぁ(感無量)。

うまい! 「あるある!」って感じ。

GWも過ぎ出入り口でがんばる「お馬○」が減りましたが
まだ揺れに身を任せるだけの輩は減りませんねぇ・・・・

銀賞

(該当作品なし)

金賞以外の作品は、すべて投票数が1票でしたので、今回の銀賞作品はなしとさせていただきます。

佳作

花見より 新人女子を 物色し

詠み人
岩茶
投票数
1

投票者からのコメント

やぁ花見ではないですけど実体験が思い出されます(^_^;)

佳作

春の宵 暑い電車に 寒い外

詠み人
岩茶
投票数
1

投票者からのコメント

電車通いのサラリーマンの気持ちが
よく出てる。ような気がする。

岩茶賞

桜花散る 駆け抜けて行く 若し駒

詠み人
のりぞう法師

岩茶からのコメント

川柳ではなくて俳句ですな、この作品。
きちんと季節を詠んで文語体にまとめてるじゃん。

あひる賞

まどろみの 中で止めやむ めざましの

詠み人
岩茶

あひるからのコメント

なんとなく、キレイで気に入りました。「春眠暁を覚えず」ってやつよね。

真珠賞

恋の花 咲けば頭の ネジも飛び

詠み人
岩茶

あひるからのコメント

岩茶さんがこういう恋の句を詠むっていうのに驚き。似合わないとまでは言わないけれど、カワイイというか...。××に真珠というか...。あ、これは失礼ですね。すみません。でも、意外性があって、おもしろい作品でした。

第2期 エントリ作品

No. 詠み人 作品
1 岩茶 新年度 いきなり有給 使いきり
2 のりぞう法師 新年度 いきなり年休 使います
3 のりぞう法師 この春も その木の下で 君に会う
4 岩茶 まどろみの 中で止めやむ めざましの
5 岩茶 花見より 新人女子を 物色し
6 岩茶 恋の花 咲けば頭の ネジも飛び
7 のりぞう法師 花の咲く 季節の頃に 君と会う
8 のりぞう法師 桜花散る 駆け抜けて行く 若し駒
9 のりぞう法師 さよならと 駆ける馬ごとく 散った花
10 のりぞう法師 散る花の ごとくに駆ける 桜花
11 のりぞう法師 坂道を 急いで駆ける 遅き春
12 のりぞう法師 中山の 桜の下を 駆ける馬
13 岩茶 春の宵 暑い電車に 寒い外
14 のりぞう法師 皐月なら 風に吹かれて 芝に寝る
15 あっぱく 私には まだまだ遠い 春の音
16 あっぱく 電車慣れ してない輩が 右左