No. |
詠み人 |
作品 |
1 |
あっぱく |
あの娘から かかってくるのは いつの日か(切実) |
2 |
あっぱく |
受話器あげ ボタン押せない 純な頃 |
3 |
あっぱく |
お願いだ! 出てくれるなよ お父さん |
4 |
あっぱく |
結局は とっちらかっちゃって 3分で |
5 |
あっぱく |
新人が 回すつもりで 切っちゃって |
6 |
あっぱく |
携帯と ピッチ2台と 有線と(実話) |
7 |
岩茶 |
お返しで 今どきテレカを もらっても |
8 |
岩茶 |
携帯は 持たない主義と 言ってたが |
9 |
岩茶 |
祖父の家 昔懐かし 黒電話 |
10 |
海 |
ツーツーツー 早く終われよ 長電話 |
11 |
海 |
名を呼ばれ ついつい振り向き 恥をかき |
12 |
黒うさぎ |
電話にもお辞儀の癖の抜けぬ父 |
13 |
黒うさぎ |
小遣いを全部電話にしてバイト |
14 |
黒うさぎ |
会社から仕事口調の私用電話 |
15 |
あっぱく |
圏外で 何故か電話を 振るお馬鹿 |
16 |
あっぱく |
着信音 派手なやつほど 味噌小盛り |
17 |
あっぱく |
電話線 声よりデータ 多い日々 |
18 |
岩茶 |
着メロで 約3名が 振り返り |
19 |
あっぱく |
ようやっと 鳴った電話が セールスで |
20 |
あっぱく |
その後に 鳴った電話が大当たり ヽ(^。^)ノ |
21 |
麗 |
もしもしの 声のトーンで 機嫌見え |
22 |
麗 |
かけてとる それだけでいいのに 多機能だ |
23 |
麗 |
長電話 母親横で 仁王立ち |
24 |
麗 |
電話待つ 女心を わかってね |
25 |
麗 |
続けざま 帰れコールに ぷつんされ |
26 |
ナル |
前を行く 若者急に 笑い出し (携帯) |
27 |
ナル |
今は見ぬ 公衆電話の 長い列 |
28 |
のひん |
番号を 憶えられない リダイアル |
29 |
のひん |
今年こそ 読破してやる 電話帳 |
30 |
ちりへい |
買ってすぐ便器に落として哀モード(実話) |
31 |
ちりへい |
10枚もまちがいファックス送るなよ |
32 |
ちりへい |
きっとある メール早打ち選手権 |
33 |
黒うさぎ |
ベル5回鳴って切れたら子は元気 |
34 |
黒うさぎ |
雪深い里に電話の声温し |
35 |
黒うさぎ |
里なまり電話で送る留守家族 |
36 |
あっぱく |
FAXの 間違い電話 ビーギョギョギョ |
37 |
岩茶 |
電話では 1オクターブ 上がる母 |
38 |
Ichan |
言葉では ゴメンと言い 舌を出す |
39 |
Ichan |
声色(こわいろ)も テレビ電話で ダメになる |
40 |
Ichan |
おふくろに かけてしまった 無意識に(ホントは彼女にかけたかった) |
41 |
Ichan |
確かめず 知らない人を 怒鳴りつけ |
42 |
Ichan |
番号を 昔メモって 今インプット |
43 |
あっぱく |
セールスと 分かった瞬間 「兄は留守」 |
44 |
あひる母 |
携帯を 手にして歩く 人ふえし |
45 |
あひる母 |
マイライン 電話会社も 活気だつ |
46 |
あひる母 |
上の空 電話の向こうに 孫の声 |
47 |
あひる母 |
電話待つ 頃がなつかし 早六十路 |
48 |
ともぞう |
「おかしいな、ぜんぜん出んわ」と おやじギャグ |
49 |
ともぞう |
モーニングコール頼まれ 今10時 |
50 |
HORIHORI |
携帯で 指ポツポツと 初メ-ル |
51 |
HORIHORI |
恥と言う 言葉忘れて しゃべりあい |
52 |
HORIHORI |
電話だけ 進歩、会話は 追いつけず |
53 |
HORIHORI |
過去みんな 忘れたい気で 電話かけ |
54 |
HORIHORI |
物売りの 電話に走り 足くじき |
55 |
HORIHORI |
BOXに むなしくはためく ピンクびら |
56 |
HORIHORI |
電話して メ-ル見たかと 確かめる |
57 |
HORIHORI |
FAXの 無い電話ですかと 馬鹿にされ |
58 |
HORIHORI |
若い子の 本心知った 車内TEL |
投票者からのコメント
うまーい。
いいぜこの作品。気に入った!
僕も若いときありました。この経験!
うまい!
以前コンビニで見知らぬ男性に「すいませんが彼女の家に電話してもらえませんか」と頼まれたことを思い出しました(笑)。