| No. |
詠み人 |
作品 |
| 1 |
あっぱく |
バーゲンで 見えるはババァの 手手手手手 |
| 2 |
あっぱく |
つい思う 良く出来てるなぁ 赤子の手 |
| 3 |
あっぱく |
手の甲に えくぼの出来る オイラの手 |
| 4 |
あっぱく |
節一つ ひびわれ一つに 歴史有り |
| 5 |
ナル |
手も触れず 終わりし恋の 二つ三つ |
| 6 |
ナル |
「手のかたち そっくり」と母 また比べ |
| 7 |
ナル |
ゴボウ洗い フキをむいたら 真っ黒だ |
| 8 |
岩茶 |
熊の手を 買って師走の 人いきれ |
| 9 |
岩茶 |
どってこと ないと言いつつ 手には汗 |
| 10 |
庭師 |
列島が 拍手の波に 包まれる |
| 11 |
岩茶 |
さぁ皆さん お手を拝借 パパンがパン |
| 12 |
岩茶 |
手にならず ひたすらじっと ベタオリし |
| 13 |
ナル |
初手編み 背中出しつつ 着てた彼 |
| 14 |
ナル |
右脳左脳 駆使してタッチ タイピング(うぅ遅い) |
| 15 |
あひる母 |
おめでとう 満月の日にもみじの手 |
| 16 |
あひる母 |
デパートは あの手この手で 商戦か |
| 17 |
えんじん |
手が欲しい 歳末商戦 大掃除 |
| 18 |
えんじん |
手が早い だから器用と 言い切れず |
| 19 |
庭師 |
又レンジ 下手な手作り 食べさせて |
| 20 |
庭師 |
甘やかし 手におえぬ子が 介護する |
| 21 |
庭師 |
手荷物を なくして騒ぎ 家にあり |
| 22 |
あのね |
猫の手も 借りたい繁盛 祈願する |
| 23 |
あのね |
この拳 あげる前に 一呼吸 |
| 24 |
あのね |
手の込んだ 料理よりも 母の味 |
| 25 |
あのね |
ドキドキの フォークダンスの あの子の手 |
| 26 |
あのね |
肉球で 誘うその手に ついコロリ |
| 27 |
あのね |
手タレって 炊事洗濯 するのかな |
| 28 |
夢子 |
手のひらに そっと書いてた 彼の名を |
| 29 |
夢子 |
手お合わせ 拝む姿の 清らかさ |
| 30 |
夢子 |
舞扇 持つ手のしぐさ 艶やかに |
| 31 |
夢子 |
手の指輪 眺めて思う 母の顔 |
| 32 |
庭師 |
手品師が ネタを明かせば ペテン師よ |
| 33 |
庭師 |
手鏡で ハゲを見つめて 気がめいる |
| 34 |
ハイライト |
納得の 生命線が 妻にある |
| 35 |
庭師 |
招き猫 置いたばかりに ねずみ出る |
| 36 |
庭師 |
欲を出し 打手返しで 地獄見る |
| 37 |
ナル |
手袋に つけ爪ほどの 余りあり |
| 38 |
ナル |
手の甲の 位置で覚えた 水積もり |
| 39 |
ナル |
手の届くひとで手を打つようになり |
| 40 |
えんじん |
手作りの 味がしみ出る 工芸品 |
| 41 |
ナル |
手も躊躇 指紋だらけの この手すり |
| 42 |
岩茶 |
手の早い あいつも年貢の 納め時 |
| 43 |
岩茶 |
手料理と 出てきたつまみが ハム・チーズ |
| 44 |
ナル |
ペンだこも いつしか消えて 筆無精 |
| 45 |
ハイライト |
白い息 手にはきかけて 冬囲い |
| 46 |
ハイライト |
腰に手を あてて正しき 一気飲み |
| 47 |
ハイライト |
一人っ子 知らない菓子の 鷲掴み |
| 48 |
ハイライト |
夜泣きする子に母さんの 魔法の手 |
| 49 |
ハイライト |
かしわ手も アラーの神に 聞こえない |
| 50 |
えんじん |
ネコの手が ヒマだと嘆く 不況風 |
| 51 |
えんじん |
柏手が うつろに聞こえる 神頼み |
| 52 |
えんじん |
挙手の禮 板に付いてる 自衛隊 |
| 53 |
えんじん |
手遅れと 言われぬ前の ガン検診 |
| 54 |
ハイライト |
手拍子が ながれお開き近くなる |
| 55 |
ハイライト |
頬杖を ついて待ってる Eメール |
| 56 |
ハイライト |
手ぶらでは 敷居の高い 朝帰り |
| 57 |
ハイライト |
手ぶらでも 平気な姉の 里帰り |
| 58 |
ハイライト |
ハイポーズ でかいなりして V サイン |
| 59 |
黒うさぎ |
手の中に入れても痛くないお金 |
| 60 |
黒うさぎ |
手に代わり足も活躍するベッド |
| 61 |
黒うさぎ |
手鍋よりパソコン持ってお嫁入り |
| 62 |
黒うさぎ |
手のひらで神も仏も踊ってる |
| 63 |
黒うさぎ |
神様の手相を見たら戦争相 |
| 64 |
黒うさぎ |
手品師も消すに消せない戦の火 |
| 65 |
黒うさぎ |
奥の手を序盤で使い後が無い |
| 66 |
黒うさぎ |
孫の手を妻とぼくとが奪い合う |
| 67 |
黒うさぎ |
手の中で温めた娘家を出る |
| 68 |
黒うさぎ |
手に汗を握り初キス夢の味 |
| 69 |
黒うさぎ |
手土産とどんぐり七個呉れた孫 |
| 70 |
ハイライト |
さりげなく ガッツポーズの ストライク |
| 71 |
ハイライト |
猛者の手で 天高く舞う 梨田さん |
| 72 |
くるめのおしん |
毎晩と パソコン打つ手 いとおしく |
| 73 |
くるめのおしん |
手鏡は 後ろの彼を 見るために |
| 74 |
えんじん |
高くては 手も出ませんよ だるま市 |
| 75 |
らいち |
手を口にあてて女は おほほほほ |
| 76 |
らいち |
手で頭かいて男は えへへへへ |
| 77 |
らいち |
小物には手錠をかける 桜田門 |
| 78 |
ナル |
舞踊試験 振りにない手の 小刻みに |
| 79 |
えんじん |
手を伸ばし 捕らえてみたい 流れ星 |
| 80 |
えんじん |
手を握り お次は何処に 手を出そか |
| 81 |
庭師 |
どん底も 手綱捌きで 万華鏡 |
| 82 |
庭師 |
年をとり 手相と語り ねぎらわれ |
| 83 |
庭師 |
手作りと ガラクタ飾る 面の皮 |
| 84 |
えんじん |
手ぐすねを 引いて待ってる ボーナス日 |
| 85 |
夢子 |
発熱で 目覚めて知るや ぬくもりを |
| 86 |
夢子 |
老いた足 優しくそえる 介護の手 |
| 87 |
えんじん |
お手当が 少なくなって お手を上げ |
| 88 |
海 |
友の手で 暖を取ったら 手形つき |
| 89 |
海 |
君の手を そっとコートに 引き入れて(憧れ?) |
| 90 |
海 |
指人形 カーテンの裏で 発表会 |
| 91 |
海 |
職員室 隙間を空けて 手をかざし |
| 92 |
海 |
どこまでが 楽器だったか 手だったか?(余の寒さで・・) |
| 93 |
海 |
秋風が そっと手伸ばし 雪つかみ |
| 94 |
海 |
陽だまりは 太陽の手作り プレゼント |
| 95 |
海 |
猫の手は いいから男手 ほしい年末(笑) |
| 96 |
海 |
手を拝み 今年こそは・・ 大吉が |
| 97 |
えんじん |
だるま市 お手を拝借 景気づけ |
| 98 |
はーさん |
仏壇を拝む孫らの小さな手 |
| 99 |
はーさん |
碁を囲み敵も驚く最後の手 |
| 100 |
わんために |
働けど じっと手を見る 寒夜かな |
| 101 |
わんために |
愛ちゃまも いずれ変わらぬ 紅葉の手 |
| 102 |
黒うさぎ |
ジョーカーが来たと手のうち見せる顔 |
| 103 |
黒うさぎ |
手紙って中国語ではトイペとか |
| 104 |
黒うさぎ |
帰省して卒寿の母の手の温み |
| 105 |
黒うさぎ |
手のひらをやがて飛び出す木の実かな |
| 106 |
あひる母 |
沿道に 手を振るお顔 日本晴れ |
| 107 |
あひる母 |
大物を 捕らえスキ出た Vサイン |
| 108 |
庭師 |
手探りで 詠み人捜し 懐かしむ |
| 109 |
ナル |
瓶のふた開けられぬ手の傷ひとつ |
| 110 |
ナル |
お手伝い 小麦粉たまご パン粉つけ |
| 111 |
ナル |
どんな絵に 読み手描くや この一句 |
| 112 |
ハイライト |
しあわせは つかめば割れる シャボン玉 |
| 113 |
えんじん |
サッカーが はやり手まりは 忘れられ |
| 114 |
HORIHORI |
綺麗な手 綺麗な文字とは 一致せず |
| 115 |
HORIHORI |
猫の手を 借りてはみたも 邪魔なだけ |
| 116 |
HORIHORI |
他人の手 ばかりで易者 生を立て |
| 117 |
HORIHORI |
掌を かざしてマニキュア 誇らしげ |
| 118 |
HORIHORI |
駅弁の 玉子手づかみ まず1つ |
| 119 |
HORIHORI |
手と手とで 約束したのに 又戦争 (イスラエルとパレスチナ) |
| 120 |
HORIHORI |
この頃の ロボット優しく 手を上げる |
| 121 |
HORIHORI |
ジョ-カ-を 取って震える 孫の手は |
| 122 |
HORIHORI |
ハイビジョン 大好きな女優の 汚い手 |
| 123 |
ナル |
「下手うま」と「下手」の違いはどこにある |
| 124 |
青磁 |
御利益の ありそな熊手 手がでない |
| 125 |
青磁 |
手が触れて ドキと冷や汗 通勤時 |
| 126 |
青磁 |
手を上げて 横断歩道 走ってる |
| 127 |
青磁 |
我の手は 週末の度 ひび割れる |
投票者からのコメント
お上手です しかし他人事でない
想像したら思わず1票。