今回のお題「桜」はいかがでしたでしょうか。この季節にはありがちな、ベタなお題ですみません。作品にもあったように来年は「梅」「桃」あたりも考えないと…^^
金賞は暇な風さん、銀賞はｍａｉ＠さんの作品が受賞しました。おめでとうございます。
「桜」と言えば…。私の働いている会社の最寄り駅。その駅前にはなかなかみごとな桜が咲き誇っています。キレイでいいもんです。
ところがこの時期って「春眠暁を覚えず」なもので、朝というと駅を出てから会社まで、いつも大急ぎだったりするわけでして。チラホラと舞い散る桜を眺めながらのんびり出社する、なんてなかなかできやしません。
そうこうしているうちにそろそろ葉桜。あ～あ、今年ももう見納めか・・・と思う今日この頃です。
花びらが 風に舞い散る 花筏
ランドセル桜の道を通り抜け
投票者からのコメント
かわいいこどもたちが おっきなランドセルをしょって わぁーーっと走っていくさまが
目にうかびます。
新一年生～頑張ってって感じです
良いなぁ通学道に桜道あるなんて
うば桜 何処に咲くのと 聞く子供
投票者からのコメント
無邪気な子供とのほのぼのした親子関係に、つい微笑みが…
雪多い山古志に咲け八重桜
投票者からのコメント
同じ思いです。
花びらが舞って歩道は桜色
投票者からのコメント
うーーーん。綺麗な句
キレイ！情景が浮かびます
なぜ桜？ 梅と桃とが 何か言い
投票者からのコメント
「やーね、あのコばっかり」「ホントよねー」
なーんて言ってそうですな（笑）
なんか会社の給湯室で話すＯＬ風・・・
サクラチリ 鉢巻き充電 又一年
投票者からのコメント
ガンバレ！と応援したくなる句。
ランドセル薄桃色のアスファルト
投票者からのコメント
同じような作品が多い中、コレが一番きれいな情景がみごとに浮かんできました。
ウチの近所の小学校もただいまこんな感じ。
華やかな色が浮かんできますね
塩漬けの葉が隠し味桜餅
投票者からのコメント
うわ、食べたくなってきた
食べたくなりました
許されぬ人と歩いた桜道
投票者からのコメント
あの彼女ですか
さくらもち はっぱたべるか たべないか
思い出に取っておきたい花見あり
投票者からのコメント
彼と行った？
藍よりも さくらを映せ カメラマン
投票者からのコメント
あ、ちょっとファン
花びらがハート型だと知る小道
投票者からのコメント
素敵な句ですね～
花見客浮かれ踊って憂さ晴らし
テレショップさくらとなりし過去の人
桜餅誘惑に負けまた食べる
投票者からのコメント
また太るですか＾＾
さくらんぼ実ふたつ並ぶ仲の良さ
老いている桜も見せる艶っぽさ
独り酒 霞む桜の 静けさよ
花見客 国際交流 イラン人
投票者からのコメント
なんか多いです
偏差値を捨てて桜の木に登る
菊よりも賞金安い桜花賞
投票者からのコメント
わはは、うまい！
さくらもち もっちりかわいい あのこが好きだ
投票者からのコメント
字余りだけどかわいくて好き。
桜いろ 妻のもち肌 視姦する
桜より 団子を呑んで 千鳥足
下掘ってみたらほんとにうまってた
投票者からのコメント
怖いこと言わないで～
来年は きっと咲こうね 励ましぬ
花が散りプライドも散り妻と飲む
靖国の池に万朶の花筏
わすれない さくらばっくの きみのかお
投票者からのコメント
忘れられない彼＾＾
満開の桜の苦労見逃さず
葉桜も 良いねと私を なぜ見るの？
投票者からのコメント
あなたは歯桜だね、って言ったことがあります
（該当作品なし）
毒票の入った作品がありませんでしたので、今回の猛毒賞作品はなしとさせていただきます。
サクラチリ 鉢巻き充電 又一年
岩茶からのコメント
ああ、うまい。
なんか「よし！スッパリ切り替えた！」って感じが出てていいです。
ぜひ来年こそがんばっていただきましょう。
コレ岩茶賞にします。
さくらもち はっぱたべるか たべないか
あひるからのコメント
食べます食べます^^
と、思わず答えてしまった句です。
全部ひらがななあたりも、なんだかいい雰囲気です。
なんだか急に桜餅が食べたくなってきたぞ^^
| No. | 詠み人 | 作品 |
|---|---|---|
| 1 | 野次馬 | 鍋囲み 花より団子と 桜喰う |
| 2 | さちこ | 伊勢海老にどしてもなれない桜海老 |
| 3 | さちこ | 観桜会衣裳比べに見えなくも |
| 4 | 秀坊 | さくら散る散る 自惚れを剥ぐように |
| 5 | 秀坊 | 通帳が青ざめてくるサクラサク |
| 6 | 秀坊 | リストラに 負けず満開 老い桜 |
| 7 | 与意勝 | お疲れさん 桜吹雪が 足の裏 |
| 8 | ｍａｉ＠ | ランドセル桜の道を通り抜け |
| 9 | ｍａｉ＠ | 花見客浮かれ踊って憂さ晴らし |
| 10 | 与意勝 | うば桜 何処に咲くのと 聞く子供 |
| 11 | さちこ | テレショップさくらとなりし過去の人 |
| 12 | さちこ | 桜木の開花時だけをもてはやし |
| 13 | さちこ | 場所取りは新入社員初仕事 |
| 14 | 野次馬 | さくらとは 知らず露店の 衝動買い |
| 15 | 野次馬 | 家族風呂 さくら色肌 惚れ直し |
| 16 | ちょこ | 桜餅誘惑に負けまた食べる |
| 17 | ちょこ | 花びらが舞って歩道は桜色 |
| 18 | ｍａｉ＠ | お花見に誘われ嬉初デート |
| 19 | ぼうろ | さくらばな入学してくる子ら祝う |
| 20 | ぼうろ | 路地桜もう花こぼす慌て者 |
| 21 | ぼうろ | さくらんぼ実ふたつ並ぶ仲の良さ |
| 22 | ぼうろ | 桜染め蕾の命で色を出す |
| 23 | ぼうろ | 塩漬けの葉が隠し味桜餅 |
| 24 | 恵梨平 | 韓国にあった淳子の青い鳥 |
| 25 | 恵梨平 | 退き際がお見事でした琴桜 |
| 26 | 黒うさぎ | 歌ってるさくらはいったいどのサクラ？ |
| 27 | 黒うさぎ | 咲くさくらよりも多いな散るさくら |
| 28 | 黒うさぎ | 終戦後肉はサクラと信じてた |
| 29 | 秀坊 | 満開の桜のような君が好き |
| 30 | 秀坊 | 学び舎の桜に逢えるＵターン |
| 31 | 秀坊 | 老いている桜も見せる艶っぽさ |
| 32 | 秀坊 | 秋桜（コスモス）の気ままを諭す赤とんぼ |
| 33 | ｍａｉ＠ | 花を見る心のゆとり詩になる |
| 34 | さちこ | 花も良し酒も旨しで世は平和 |
| 35 | Goeche | 寂寥感 桜吹雪が 終わる宵 |
| 36 | Goeche | 桜見て 仰げば尊し 口ずさむ |
| 37 | Goeche | 桜草 二人で愛でた 日は遠く |
| 38 | Goeche | 熱き肌 ぬしの体に 桜見る |
| 39 | Goeche | 桜舞う ぬしの笑顔を 飾るよう |
| 40 | Goeche | 五月蝿くて 夜も眠れぬ 櫻花 |
| 41 | Goeche | 茶に一枚 桜浮かんで しばし見ゆ |
| 42 | Goeche | 独り酒 霞む桜の 静けさよ |
| 43 | Goeche | 朱に染まる 桜模様の 乳房かな |
| 44 | Goeche | 桜貝 恥ずかしそうに 口開く |
| 45 | さちこ | 桜花咲く頃なぜか物悲し |
| 46 | 野次馬 | 飽きもせず 桜の金さん 今日も見る |
| 47 | あっぱく | 藍よりも さくらを映せ カメラマン |
| 48 | 秀坊 | おくやまのしだれざくらのにほふはる |
| 49 | あっぱく | 花見客 国際交流 イラン人 |
| 50 | 秀坊 | 偏差値を捨てて桜の木に登る |
| 51 | 秀坊 | 桜吹雪 子等の瞳に 春を描く |
| 52 | あっぱく | 花見して 千鳥が淵を 汚すなよ。 |
| 53 | ｍａｉ＠ | ぼんぼりが花はまだかと待ちわびる |
| 54 | 恵梨平 | 英樹より良太郎より梅之助 |
| 55 | 恵梨平 | 菊よりも賞金安い桜花賞 |
| 56 | 恵梨平 | ココだけはまだまだ妻も桜色 |
| 57 | さちこ | 郷桜幾百年も世を見据え |
| 58 | ムッシュ | さくらもち もっちりかわいい あのこが好きだ |
| 59 | ムッシュ | おはようと 電車の窓から 桜の季節 |
| 60 | ムッシュ | 海、空 さくら咲け咲け 走り出せ |
| 61 | わんために | 桜より ヒノキと杉が 先に来る |
| 62 | わんために | 言い訳は サクラを見にと 行く競馬 |
| 63 | わんために | サクラチル チルチルミチル アオザメテ |
| 64 | 野次馬 | 露天商 咲かせた桜で 客を呼び |
| 65 | 与意勝 | 手を握り うぶな彼女は 桜いろ |
| 66 | 与意勝 | 桜いろ 妻のもち肌 視姦する |
| 67 | 与意勝 | 花よりも 団子を盗み お縄つき |
| 68 | ちょこ | 桜見る木々共々に風情有り |
| 69 | 小さな光り | 写メールにＶサインする桜咲く |
| 70 | ｍａｉ＠ | 時間前力士の肌が桜色 |
| 71 | 与意勝 | 桜より 団子を呑んで 千鳥足 |
| 72 | 暇な風 | 花びらが 風に舞い散る 花筏 |
| 73 | あっぱく | いつの間に さくらはソフィーで ９０歳！？ |
| 74 | 与意勝 | 撫子は 桜の下で トイレなし |
| 75 | 与意勝 | うば桜 五月蝿いくらい 肌をみせ |
| 76 | ｍａｉ＠ | ウグイスが早く咲けよと歌ってる |
| 77 | ｍａｉ＠ | 許されぬ人と歩いた桜道 |
| 78 | ちょこ | 桜見て鬱な気分を吹っ飛ばす |
| 79 | ぼうろ | あの桜日当たり加減か春盛り |
| 80 | ぼうろ | 桜すぐ散るそのままに生きた人 |
| 81 | ぼうろ | ファミレスの戦略桜の塩漬け丼 |
| 82 | ぼうろ | 夜桜の下には屍体があるようだ |
| 83 | ぼうろ | 僕ブルーシートの係桜咲く |
| 84 | ｍａｉ＠ | 散り急ぐ桜に無情雨が降る |
| 85 | メロン | 下掘ってみたらほんとにうまってた |
| 86 | たけぷー | さくらもち はっぱたべるか たべないか |
| 87 | たけぷー | なぜに知る ぱっと咲く日を さくらばな |
| 88 | たけぷー | 来年は きっと咲こうね 励ましぬ |
| 89 | たけぷー | かわいいよ きみの髪にも ひとひらの |
| 90 | たけぷー | 通勤時 毎日見上げ いつ咲くの |
| 91 | 与意勝 | いつ咲くの 娘咲かずに 子が出来た |
| 92 | メロン | 散り際の美学は俺にゃ似合わない |
| 93 | ハイジ | 花びらがハート型だと知る小道 |
| 94 | わんために | なぜ桜？ 梅と桃とが 何か言い |
| 95 | ｍａｉ＠ | 色白の彼女ほんのり桜色 |
| 96 | ちょこ | あす花見てるてる坊主願かける |
| 97 | ちょこ | 桜時憎らしいほどの菜種梅雨 |
| 98 | でんえんじ | 咲き誇る桜悩みも語らせず |
| 99 | 野次馬 | サクラチリ 鉢巻き充電 又一年 |
| 100 | 五月猫 | 桜並木宴会を嫌う町内会 |
| 101 | 五月猫 | 桜海老ピンクの絨毯誇らしげ |
| 102 | 五月猫 | お稚児さんママの衣装も競い合い |
| 103 | 五月猫 | 戒名はサクラとなりし皿を見る |
| 104 | 流れ雲 | サクラ見て わっと買い出す 人の山 |
| 105 | さちこ | 散り際に美のはかなさをさくら花 |
| 106 | 野次馬 | サクラサキ 祝儀袋も 舞って行く |
| 107 | メロン | 場所取りが入社したての初仕事 |
| 108 | メロン | 有罪の証拠？奉行の彫り物が |
| 109 | あひる母 | さくら待つサクラサクああー桜散る |
| 110 | あひる母 | 卒業と入学式に似合う花 |
| 111 | さちこ | 花が散りプライドも散り妻と飲む |
| 112 | 恵梨平 | 秋桜を母植えて娘にプレッシャー |
| 113 | 可福 | 靖国の池に万朶の花筏 |
| 114 | 可福 | 金さんの肩に正義の花吹雪 |
| 115 | 可福 | 入学を祝う桜の花吹雪 |
| 116 | 可福 | 夜桜に誘うほっぺも桜色 |
| 117 | 与意勝 | サクランボ おくちに入れて チューをする |
| 118 | 恵梨平 | ランドセル薄桃色のアスファルト |
| 119 | たけぷー | さくらばな いまかいまかと 春を待つ |
| 120 | たけぷー | わすれない さくらばっくの きみのかお |
| 121 | たけぷー | はなびらが ながるるみずに うきしずみ |
| 122 | でんえんじ | 散り際を悟り今は八分咲き |
| 123 | 与意 | 妻の肌 僕が嬉しい 桜色 |
| 124 | 恵梨平 | ウェーブし笑顔運んで行く桜 |
| 125 | 黒うさぎ | さくらこそ肉と珍重した戦後 |
| 126 | 流れ雲 | 春ウララ 桜散るかな 競馬場 |
| 127 | 与意 | 愛してる 肌が桜に なるように |
| 128 | でんえんじ | 満開の桜の苦労見逃さず |
| 129 | 黒うさぎ | テロの世の今年もさくら時を知る |
| 130 | 黒うさぎ | 雪多い山古志に咲け八重桜 |
| 131 | 与意 | この色は 悩み多いよ 桜肌 |
| 132 | 与意 | 葉桜の 酸素を吸うて 深呼吸 |
| 133 | 与意 | 桜花下 わが青春を 謳歌する |
| 134 | 与意 | 桜みて ヘチヤとムクレをバイキング |
| 135 | あひる母 | サクラサク 海さんガンバ おめでとう |
| 136 | ちょこ | 思い出に取っておきたい花見あり |
| 137 | 野次馬 | 馬並みに 激しいサクラ 喰った夜 |
| 138 | わんために | 葉桜も 良いねと私を なぜ見るの？ |
| 139 | わんために | さくらでも も少し真面目に 拍手しろ |
| 140 | わんために | 遠くから 見れば黄色い サクランボ |
| 141 | わんために | スローフード サクラダファミリア バルセロナ |
| 142 | わんために | 桜はね 幹過負荷気味 根は楽さ |
| 143 | わんために | 桜木は 重い荷物を 背負わされて |
投票者からのコメント
花筏・・・・ロマンチックです
風景が目に浮かびますね