カントリーサインの旅
夫婦そろってダメ人間第10の選択(倶知安町編)
今度こそ、今度こそ最後でしょう。社長引きなさいよ。
社 そのミラクルを引いたパワーで、もいちど引いてくれ!
あ もう引けないって!私も使い果たしたって!
社 じゃあいっそトンデモないトコ引いて終わらせてくれ!オレはもう引きたくないんだよ
あ したら…トンデモないトコ引くよ?いっそあきらめられるトコ引いちゃうよ?いい?
ってことで今回も私が引く。最後にふさわしいような、キッパリあきらめられるトコ引いちゃえ!


「佐呂間町」…これは遠いだろう。終わりだろう。終わりなんだけど、とりあえずナビ子さんに設定してみる。
あり?思ったよりも遠くないでないの。
社 意外と遠くないよ、佐呂間町
あ ホントだ。400割るんだね
社 明後日の夕方までに戻ればいいんだよな…行けるんじゃないか?
あ 危なそうだったらやめといた方がいいよ
社 んー…まぁとりあえず宿行って作戦会議だな
のどママに倶知安町と佐呂間町を引いた報告メールを送る。しばらくして返事が来た。
マ すごいねーミラクルじゃん!もうそろそろ終わるのかな?せっかくだから明日はダメ人間ぶりをたっぷり発揮して帰ってきてほしいな
ミラクルかぁ…さすがにそう続かないよな。つーか佐呂間町は十分ダメ人間ぶり発揮してると思うよ…。さて次はどうするか。宿に行って作戦会議…の予定だったが、なぁーんにも決まらないまま2人ともダウン。倶知安で一泊。
朝。今日どうするのかはまだ決まっていない。社長もまだ決めかねているらしく、行き先についてはなにも言わない。とりあえず仕度だけして社長の決断を待ってみる。

部屋のカーテンを開けたら目の前は駅。その向こうに見えるのはニセコアンヌプリかな。天気もよくていい眺め。しかしこの窓、足下まで全部窓なんだ。ここは2階。しかも駅前。カーテン開けたら外から丸見えじゃないか。ホテルの部屋としてコレはどーなのよ…。

部屋のドア(内側)に「談話室」と書かれているのに気づいた。どうやらこの部屋はもともと談話室だったらしい。そういえば床はコンクリート(フローリングだったかも)だし、浴室は後づけっぽいし、カベに水道管かなにかの穴を埋めたような跡があるし、ツインの部屋にしてはだだっ広いし、洗面所はないし(コレは困ったぞ)、ベッドの足には車がついていてゴロゴロ動くし…。
もひとつ気づいた。ルームキーに書かれた部屋番号と部屋に置いてあるご案内に書かれた部屋番号が違う。ココはいったい何号室なんだ…。2階なのでルームキーに書かれた方が正しいんだとは思うけど。

私が間違い探しに夢中になっている間に社長の結論が出たらしい。
社 よし決めた。佐呂間町行くぞ!
あ い、行くの?大丈夫なの?
社 大丈夫だ。行くぞ!
というワケで佐呂間町に行ってしまうことになった。
宿を出てちょっと走ると目の前に後方羊蹄山がどど~んと現れた。

あ おぉー!見事!
社 ずいぶんキレイに見えるもんだなー
まだまだ雪をいただいている。天気もいいしなんとも美しいロケーションでないの。ってことで写真を撮っておく。
高速を使って北へ向かう。ナビ子さんは新しくできた道を知らないため、うっかり旭川北で降りてしまい渋滞に遭う。その後「旭川紋別自動車道」という新しい道を通るが、ナビ子さんはトーゼンこの道も知らない。ナビ子さんにとっては山の中を掘り進むとか空中を走るとか、あり得ない状況になっているハズだ。
社 ドコ走ってるんですか!ってつっこんでくれてもいいよなぁ
社 な?知ってる道と重なったときに冷静に返すだけだもんなぁ
あ プライドがあるんだよきっと。こんな道知りませんなんて言えないんだよ
そろそろナビ子さんのデータも新しくしてあげた方がいいかもなぁ。
国道333号線を通って佐呂間町へ入ろうとしたが、なんとここは自動車専用道路。カントリーサインは見つけたものの車を停めることができない。しかたなく脇を通る旧道(なのかな?)を引き返すことにした。

佐呂間町に到着。というかカントリーサインの写真を撮ることのできる場所に到着。旧道の方にもカントリーサインがあってよかった。
これで10カ所制覇。フタケタに乗った!

- <だいたいのルート>
- 倶知安(宿)
- (国道5号線)
- 仁木
- (道道1022号)
- 赤井川
- (国道393号線・道道956号線)
- 朝里
- (札樽自動車道)
- 札幌
- (道央自動車道)
- 旭川北
- (国道40号線)
- 比布
- (国道39号線)
- 上川
- (国道273号線)
- 浮島
- (旭川紋別自動車道・暫定無料区間・北見峠)
- 白滝
- (国道333号線)
- 佐呂間(旭トンネル)