あひるの小屋

B級グルメの旅5

(山口)・新潟

バックモニターはナビ子さんの設定で割り込みを解除できる。ってことがいまさらながら判明。

なんだぁ、行ってりゃよかったなぁ~

社長はかなりショックの様子。冷静に考えていればもっと早く気づいたかもしんないんだけどね。昨日はとにかく「行くな」のイメージにやられてて、気持ちにまったく余裕がなかったんだよなー…ってそれは私だけか?

山口行きをあきらめた代わりというかなんというか、山口県の料理が食べられる店があるというので行ってみることにした。「福の花」という居酒屋さんで、都内を中心にチェーン展開しているらしい。

まずは旅行の最終目的にしていた瓦そばを注文。それと長州揚げとんちゃん焼き里芋の唐揚げなども注文した。

長州揚げ
とんちゃん焼き

さつま揚げじゃないんだね(笑)

なるほど、長州だからか。おもしろいな

さつま揚げとの違いがあるのかどうかはわからなかったけど、美味しかった。とんちゃん焼きは牛モツともやしとニラやキャベツなどが鉄鍋で焼かれてて、んまい! 里芋の唐揚げも外サクッ中しっとりで、なんだここ。なんでもかんでもうまいでないの^^

しばらくして瓦そばが運ばれてきた。どど~ん!とテーブルに置かれたその物体のデカさに、まずはちょっと引いた(^^;

瓦そば

熱々の瓦の上に茶そばが乗って、その下には薄切り牛肉、上には錦糸玉子ネギ。あたたかいめんつゆにレモンを絞ってもみじおろしを入れ、それにつけながらいただく。

うま!いやこれうまいよ。好きだー私

よかったなー。いっぱい食え食え。オレは飲むから(笑)

肉の脂の甘みとめんつゆの酸味、そして茶そばの風味がなんとも絶妙な一体感。想像していた以上に好みの味だった。食べているうちにそばが瓦で焼かれてパリパリになってきて、これがまた香ばしくてうまい!こんな量とても食べきれないんでないかと思っていたのに、なんだかんだでペロッと平らげてしまった。

ビールをグビグビやっていた社長が続いて日本酒を注文。「純米大吟醸 原田」という山口県の地酒らしい。なにかツマミも追加しようってことでメニューを見ていると、不思議な名前の品が目に入った。

あのー、この平太郎って、どういうものですか?

魚の干物です。ヒイラギの稚魚なんですが――

あっじゃあそれをお願いします

ヒイラギという魚もよく知らなかったけど、とりあえずその平太郎くんと、蒸したて豆腐を追加で注文。

平太郎

うまい!オレこれ気に入った。食ってみ?うまいから

あホントだ。こんな小魚なのに…平太郎あなどれん(笑)

5~6センチくらいの小さな魚なので頭からまるごとバクッと。骨はぜんぜん気にならない。いい感じに脂がのって味もしっかりしてて、なんだこれうまいぞ。平太郎のくせに^^ 蒸したて豆腐は白菜やキノコやタマネギなどの野菜と豆腐がセイロで蒸ささっててポン酢しょうゆでいただく。こーゆーのは間違いないよね。普通にうまい^^

お目当ての瓦そばが食べられて、しかもうまくて大満足^^ 他にもいろいろ美味しいもんに出会えたし。社長は帰り際にもいちど「平太郎ってなんの稚魚でしたっけ?」と店員さんに訊いていた。そーとー気に入ったらしい^^

自宅に戻ってきてから作戦会議。バックモニター問題が解決したんだから、やっぱりどっか行こうぜ的な。連休の後半は麻雀のお誘いがあるかもしれなくて、出発したところで何泊できるのかはわかんない状態。さらに呼び出されたら帰れる距離でなければならない――となると、いずれにしろ遠出は無理だな。つーかもう連休に入ってんのに、あるならある、ないならないでハッキリして欲しいんだよねぇ~まったく。

とりあえず明日は出発してしまうことに決め、行き先は起きてから考えることにした。