カントリーサインの旅6
オホーツクはさわやかだねぇ~第56の選択(上士幌町編)
上士幌町は社長が引いたので次は私が引く番。道南救済ルールのおかげで道南は怖くなくなったけれど、まんなかより東側では戻される目がやっぱり怖い。でもまだ始まったとこだもんね。
1枚引いて、ノートをかぶせて上の方からじわじわと見ていく。さぁ今回はまずドコへ向かわされるのか……
あ うわ青い!まさか海?日本海!?
社 ん?展望台のような…これ道東キタんじゃねぇか?


「標茶町」!出ました嬉しい道東!トーゼン戻らない方向だ。やればできるんじゃん私^^
社 いいじゃんいいじゃん、しべちゃ。悪くない
あ よっしゃあぁ~!
社 でもその次がイヤだな…引きたくない(笑)
さっそくナビ恵さんに目的地設定。
このまま国道241号線を走って足寄から阿寒に抜けるルート。距離もほどよい感じで幸先いいスタートだ。
中途半端な時間になってしまったので朝食をあきらめ、道の駅「足寄湖」で菓子パンを買ってお腹をごまかす。しばらく進むと雌阿寒岳と阿寒富士が見えてきた。陽もさしてきて気持ちのいいドライブ~って感じ^^

せっかく阿寒まで来たので、お昼はアイヌコタンでアイヌ料理を食べることにした。喫茶店のようだけどアイヌ料理も食べさせてくれそうなので「民芸喫茶 ポロンノ」という店に入ってみる。


店内にはアイヌ文様の衣装や民芸品がたくさん置いてあってワクワクしてしまう^^ メニューも意外と多くてなににしようか迷ったが、アイヌ料理の定番っぽいところで社長がユックセット、私がチェップセットを注文。どちらも850円。


チェップセットは鮭が入った汁、ユックセットは鹿肉が入った汁のセットで、ごはんには軽く雑穀が入っている。小皿に入った黒いものはメフン。鮭の背わたを塩漬けにしたものなんだそーだ。
社 すごく体によさそうな料理だな(笑)
あ あははは、確かに
汁はどちらもかなりの薄味。でもメフンがしょっぱいから一緒に食べるとちょうどいい。ってかこのメフンがとにかくうまくて。ごはんにのっけて何杯でもいけそう^^
なんつーか、アイヌ料理っていってもすごいアレンジしていろいろ味付けしちゃってるとかだったらイヤだなーなんて思ってたっけ、素朴な感じで本物っぽくて嬉しかった。なんつって本物を知らないくせにエラそうなこと言ってる私(^^; 単なる食事というよりアイヌ文化に触れたっていうことで、大満足の料理デシタ^^
メニューには他にピザやパスタなんかもあり、それらはアイヌ料理からの創作メニューって感じだった。「めふスパ」っていうのが人気らしい。メフンをからめたパスタ…うまそー!もし次に来る機会があったらぜひ食べたい。
アイヌコタンを出て先に進む。国道241号線をしばらく行くと、ナビ恵さんから指示が出た。
社 えっこれ!?これを行けってか?
指示に従って入ったのは道道1093号線。最初っからダートでこれが14km続くらしい。ちょっとためらったけれど、たぶん大丈夫だろうってことでそのまま進むことにした。


社 いやおもしろそうな道だとは思ってたけどさぁ、まさかダートとは思ってなかったよ
あ なかなかやるね、ナビ恵さん(笑)
この道に釧路市と鶴居村のカントリーサインが設置してあった。道道のこんな道にあるなんてビックリだ。
社 すごいな。堂々たるカントリーサインだ
社長の涼しげなダジャレが決まったところで、いきなり景色がパカーンと開けた。眼下に広がるのは…これって釧路湿原だよね。なかなかの眺めでないの。

ダートの道道を下ってきて、ナビ恵さんの謎な案内でごちゃごちゃ曲がりながら国道274号線に出た。あとは道なり。


56カ所目、標茶町に到着。
カントリーサインに描かれているのは標茶町にある広大な牧場、多和平。展望台からは周囲360度の地平線が見渡せるということで人気の観光スポットになっている。ここから見る「地平線に沈む夕陽」は格別なんだとか。

- <だいたいのルート>
- 上士幌
- (国道241号線・足寄峠)
- 釧路市阿寒町オクルシュベ
- (道道1093号線)
- 鶴居村茂雪裡
- (村道)
- 鶴居村支雪裡
- (国道274号線)
- 標茶町中久著呂
- 移動距離:約125.0km