カントリーサインの旅6
オホーツクはさわやかだねぇ~第58の選択(標茶町編その2)
社 え?オレが引くの?
あ うん、同じひとが引くことになったらしい(笑)
あらためて社長が引いたカードにノートをかぶせ、じわじわと見ていく。
あ なんだろ。トーテムポール?
社 あーどっかで見たなぁこれ。どこだっけ


「音威子府村」…今度はド道北!
あ おといねっぷー!
社 だから道東のあとはオレに引かせちゃいけないんだよ!ド道南とかド道北とか引くんだから!
あ でもさでもさ、とりあえず戻る方向ではないよね
ナビ恵さんに目的地設定。推奨ルートは旭川紋別自動車道を通るルートだったが、おもしろくないってことでオホーツク側をまわっていくルートを選択。こっちの方が時間はかかるけど距離は短い。
国道274号線をそのまま進み、まずは弟子屈へ向かう。
社 なんのための砂利道ショートカットなんだよ!弟子屈行くんならあのまままっすぐ行けばいいだろ
あ あはははは、そーだよね
さっき通ってきたダートの道道、あれに入らず国道241号線をそのまま行けば弟子屈に出るんだ。でも峠からの景色はすばらしかったし、ダートもなかなか楽しかったよ^^
弟子屈のあたりで15時くらい。今日中に音威子府へ行くのはムリなので、今夜は北見に泊まることに決めて宿を確保。
国道243号線を走って美幌峠へ。道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」で休憩がてら、美幌峠からの屈斜路湖を眺める。あんまり天気はよくないけど(^^;


美幌市街地から国道39号線へ。夕陽がまぶしい~ 明日は晴れてくれるかな?

北見に到着。宿にチェックインして夕食の作戦会議。北見には「オホーツク北見塩やきそば」という人気のご当地グルメがあるらしい。んじゃそれを食いに行こうぜってことで宿付近の飲食店マップなどをチェックしてみたが、それっぽい店は一軒しか載ってなくて、とりあえずそこへ行ってみたものの定休日だった。繁華街のあたりをぶらついてみたけれど、塩やきそばを食べさせてくれそうな店は見つからない。
しかたなく無難なところで居酒屋「白木屋」へ。ちょっと期待してたんだけど塩やきそばはなかった。あきらめてサラダや焼き鳥など食べたいもんをあれこれ注文。

でも社長はやっぱりあきらめきれなかった様子。
社 せめてもの抵抗で焼きビーフンを頼んでみました(笑)
あ あははは。一見、塩やきそばに見えるよ(笑)
ここで「明日の宿当てクイズ」なんてことをやってみる。どこへ行かされるかはまったくわかんないけど泊まるのはどこになるか、ってな感じで。
社 帯広だな。オレが次にド道東引いて戻ってくる
あ じゃあ旭川。いっこずつ道央引いて、そのあと私がド道東引いて、時間的に今日はムリ~ってなって旭川(笑)
ふたりとも、今回は道東に呼ばれてる感があるんだろーか(^^;
宿に戻って気象情報をチェック。台風15号はまだ奄美大島のあたりだけど、じわ~っと北上しているらしい。帰りのフェリーはちょっとヤバイかも…と心配しつつ、今夜は北見で一泊。
朝7時ごろに宿を出発。ちょっと雲があるけど晴れた^^

社 この晴天は借りてるんだからな。明日から取り立てに来るよ
あ うぞ!それって台風?やっぱり来ちゃう?
ちょうどラジオから気象情報が流れてきた。気になる台風15号はスピードを上げてぐいぐいこちらに向かってきているらしい。北海道に最接近するのは明後日だという。これは…札幌に宿を予約しちゃったから?…ってか呼んでないってぇの!
国道333号線から道道685号線に入りサロマ湖に出る。そこから北西に向かって国道238号線をひたすら走る。この道はずっとオホーツク海沿いを行く気持ちのいい道で「オホーツクライン」と呼ばれている。


社 さわやかだねぇ~
あ この道、天気がいいとこんなに気持ちがいいんだね。見通しもいいし
社 うん。あ、運転したい?
あ したくない(笑)
社 そう?悪いねぇオレばっかり気持ちよく運転してて
青い空、穏やかな海、まっすぐの道。社長も私も「さわやかだねぇ~」を連発しながら気持ちのいいドライブを楽しんだのだった。
道の駅「おうむ」で朝食。中途半端な時間になってしまったので軽く済ませることにした。ダッタンそばコロッケ(150円)をいっこずつと、あんドーナツとカレーパン(各200円)を買って社長とわけわけ。


コロッケはほんのりとそばの風味があっておいしかった。また朝イチでそばを注文したひとがいたらしく、そば湯もサービスしてもらった。紙コップの中身はお茶ではなく、そば湯。ダッタンそばにはルチンが多く含まれているのでこんな色になるんだそーだ。
乙忠部から道道1023号線に入って内陸へ。ちょっと雲が出てきたなぁとか思ってたっけ、いきなりバラバラッと降ってきた。

社 降ってきた!もうさわやか終了かよ
あ そうみたい……
社 晴れは今日だけだっていうのに。さわやか使い切るの早すぎるよ!
わりと大粒の激しい雨。でも通り雨だったようですぐにやみ、また晴れ間が戻ってきた。さらに道道を進み、この先の天北峠へ。


58カ所目、音威子府村に到着。
音威子府村のテーマは「森と匠の村」。豊かな森林資源を利用した木工芸が盛んで、カントリーサインに描かれているトーテムポールなどの木工品があちこちに設置されている。背景に描かれているのはたぶん音威富士と村の花シバザクラ。

- <だいたいのルート>
- 標茶町中久著呂
- (国道274号線)
- 標茶町ヌマオロ
- (道道53号線)
- 弟子屈
- (町道・道道717号線・国道241号線・国道243号線・美幌峠)
- 美幌町大通北
- (国道240号線)
- 美幌町仲町
- (国号39号線)
- 北見(宿)
- (市道・道道7号線)
- 北見市仁頃町
- (国道333号線)
- 佐呂間町若佐
- (道道685号線・武勇峠)
- 湧別町計呂地
- (国道238号線)
- 枝幸町乙忠部
- (道道1023号線)
- 枝幸町歌登上徳志別
- (道道120号線)
- 枝幸町歌登西町
- (道道12号線)
- 中頓別町小頓別
- (国道275号線・天北峠)
- 音威子府村上音威子府
- 移動距離:約326.0km
次の目的地はどこかな?
あ 白い花…?なんだろう
社 ジャガイモ…?ぜんぜんわからん。これドコだ?