あひるの小屋

カントリーサインの旅4

ただただ使えない人間なのか

第46の選択(長万部町編?)

いままでにやったことのない「まだ着いてないのに引く」って展開になってしまった。引くのは社長。責任を持って引いてもらおうでないの。

いっかーい、にかーい、さんかい。引いた

はや!

ノートで隠して少しずつ見ていく。

わりと上の方から引いたよ

おっ、赤い!

赤いな…あ、緑が…

ぶどう!ぶどうぶどうぶどうぶどう!

おぉ?

あ!これは!しいたけ飯店じゃない?

第46の選択

浦臼町」…縁のピンクとブドウで浦臼町だとわかるほど何度も通って見てるんだな(^^;

ほら!しいたけ飯店だよ!うらうす!

あっはははは。じゃあもういいや

これは…終わり?行かないで終わり?

行かない行かない。行けないだろ

うーん…長万部行ってからだもんね

無理っしょー

というわけで高速道路は使わずにゆっくり行くことにした。

ほら、ここでもう気分的にラクになったじゃん

あははは、そだね

意外とちょっと期待してたんだけどね…ミラクル道南を

うん

いやちょっと…ひとのこと言えないなぁ…中途半端な終わり方しちゃったよなぁ…

いいんでない?次が気がラクだって。次行くときが

ビミョーだな…次あるか?

え?ないの…?

ははははは

長万部町へはただカントリーサインの写真を撮るだけのために行くことになっちゃったけれども…まぁそれはそれ(^^; まずは千歳から道道16号線で支笏湖方面へ向かう。

いや中途半端だよ浦臼ー

あっはははは

ちょっとこう…なんていうのかな。スッキリしないよね

絶対にわかる問題なのに、最後に残しといて解けなかったみたいな

そうそうそう。行けないことはないのにさ

フライングして引いちゃったからだよ(笑)

うん…ちょっとそう思った

いいんでない?ノルマ達成したし

最後はちょうどいいところで終わったと。次のひとのために

うん、浦臼からだったら次に道南引いてもまぁまぁいいよ。道北引いてもいいよ。道東引いてもオッケーだもん。気楽に引けるよ

うん…

なんたってもう今回、最初があれだもん。端っこだもん。枝幸に着くまで胃がキューキューいってたもん。それで出た目が苫小牧だっつーんだもん

思いっきり戻るんだもん

鹿追七飯にほぼ等しいよ。あのとんぼ返りは

浦臼町だったら次回もし小樽から入ったとしても近くだし、函館から入ったとしても枝幸町の遠さに比べたらたいしたことはない。そしてその次のカードもわりと気楽に引ける。次回に備えた素晴らしい終わり方だよ。…と思うんだけれども、社長はなかなか立ち直れない。

浦臼…中途半端だよなぁ…

あっはははは

なんか道央を引いてガックリくる気持ちがわかったよ

わかった?そうなんだよ中途半端なんだよー

いや道央が固まって引ければいいんだけどさ。他を引いて道央引くってのは中途半端だよな

そうでしょ?そうでしょ?道南とか端っこの方に寄せてるのに戻しちゃうんだよね。真ん中に

最後に気持ちがわかったよ

いやちょっと嬉しいわ。致命的なダメさじゃないんだけどねーなんかイヤなんだよね。中途半端で

ちょっと元気が出てきた社長。

まぁでもなぁ…思いっきり打ち返すよりかはいいけどな

あっはははは…まぁねぇ

枝幸苫小牧は打ち返し系だからな

あははは、美唄から厚岸も打ったよね。でもあれはあそこに打とうと思って打ったんだもんね。どんな球がきてもあそこに打つんだって

結局道東はあれひとつだったんだな

そうなんだよね。私がさっさと戻したからね(笑)

道央率がめちゃくちゃ高いんだよな。道北ひとつも引いてないんじゃない?

確かに。道北は最初に行った枝幸町だけで今回は引いてないんだ。道東がひとつ。道南がふたつ。日高がひとつ。あとは全部道央。

でも厚岸の目は有効に使ったよね

そだね。美幌から屈斜路湖と摩周湖と。厚岸行ってカキ食べて、和商市場まで伸ばしたもんね

道東なんかそうそう引かないからな。普通の道東観光だ

あれでもう大満足だもん

国道453号線に入って支笏湖を抜け、道の駅「フォーレスト276大滝」に寄る。ここできのこ汁を食べようということになり、前々回の旅では「きのこ王国」の方で食べたけれど今回は道の駅内の方にしてみた。1杯150円。ナメコやタモギ茸などが入っているらしい。いいお味でした^^

きのこ汁

ここでおみやげなども買い、出発前にトイレ…と思ったっけ、入ってビックリ。まず入口前が広いホール。でっかいピアノが置いてあって自動演奏されている。中も広くてピカピカ。これって床も壁も大理石か?そういえば道の駅の入口に「1億円トイレ」って書いてあったっけ。これがそうなのか…

写真を撮っておきたかったけど他にもひとがいたのでやめた。さすがにトイレだもんね(^^;

壮瞥から洞爺湖畔を走り、国道230号線に入って噴火湾に出る。長万部町はもうすぐだ。

洞爺湖畔から中島

次回やるとしたらどうするかなぁ…車は

またレンタカー?

これラクでいいんだけどなぁ。ラクっていうか経済的で

うん

でもまぁ…次やるかどうか知らないし

えええぇぇ

もういいかげん飽きただろ(笑)

うそぉ!飽きないよ

すくなくとも私は飽きないけど…飽きない方がおかしいのかもしんない(^^;

ダメだもう、完全にプリウスを普通に運転しちゃってるよオレ

あはははは

まったく燃費のことなんか考えてねぇや

もういいや、って?

うん。だって普通に走ってたってこれ燃費いいんだもん

もう滑空とかどうでもよくなっちゃった?

うん、どうでもよくなっちゃった(笑)でもこれ都心だと結構イイと思うんだよね

もう買っちゃえ(笑)

ってプリウスさんがおいくらするのかぜんぜん知らないんだけど…テキトーなこと言っちゃってます(^^;

国道37号線で長万部町へ。カントリーサインは見つけたが、車を停められる場所がない。他の境界を探そうにもUターンすらできない。どうしようか考えながらしばらくそのまま走っていたら、またカントリーサインが現れた。しかもその先には駐車エリアまである。なんておあつらえ向きなのかしら(^^;

長万部町カントリーサイン (到着 17:46)
国道37号線青看板

45カ所目、長万部町に到着。

カントリーサインに描かれているのはカニと町の花アヤメ。長万部町といえば駅弁のかにめしで有名だ。前々回の旅で食べたかにめしバイキングも美味しかったなぁ…

<だいたいのルート>
由仁町古川
(国道234号線)
由仁町熊本
(道道1008号線・町道)
由仁町三川
(国道274号線)
長沼町幌内
(道道870号線・国道337号線)
千歳
(道道16号線)
千歳市西森
(国道453号線)
壮瞥
(道道2号線)
洞爺湖温泉
(国道230号線)
洞爺湖
(国道37号線)
長万部町静狩

次の目的地はすでに引いちゃってるので、今回はここで終了。とりあえず次の目的地である浦臼町までの距離をナビ恵さんにチェックしてもらった。

さてさて。終了

しゅーりょー

これにてすべて終了。次回はナシ

うそでしょ?なんで?

エライ疲れるんだけど

疲れるよね、そうだよね…私は寝てるしね

今回も何度か助手席で居眠りぶっこきました。ゴメンよ社長…

このあとフェリーの時間までどうするかを話ながら車を走らせていると、ラジオから気になる情報が流れてきた。

気象情報です。三陸沖を熱帯低気圧が北上しているため、北海道には南から湿った空気が流れ込んでいます………今夜は熱帯低気圧が北海道の東部を通過するでしょう

なんですとー!

今夜は全道的に雲に覆われ、東部では雨が降るでしょう

船大丈夫なのかな

ヤバイよねぇ…船出るかな

雨は明日の未明には止む見込みです

あ、未明には止むって

今夜から明日の海の波は太平洋側で2メートル前後のところが多く、根室や釧路の海域で3メートルと高いため、船舶関係は注意を…

マジっすか…

国道5号線に入ったあたりで雨が降り出した。わりと激しい雨。こりゃーフェリーは揺れるかもしんないな…カクゴしておこう。

のどママに最後のメールを送る。しばらくして返信が届いた。

ゆに町はどんなところ…?あっちの方(^^; 長万部は…?おしゃせんべ(^^; ごめんね~今日は1日バタバタしてて(-_-)お疲れさま~♥気をつけて帰ってきてね

あっははは、おしゃせんべってか。こっちこそいつも付き合わせちゃってごめんよ~

このときは気づかなかったんだけど…「おしゃせんべ」って…ぱるくんてば、もう千とか万とかの数字がわかるの…?

国道5号線をひたすら走り、函館には夜8時すぎくらいに到着。雨はいつの間にか止んでいた。

ここでプリウスさんに3回目の給油。まだ余裕はあるんだけれども、最後はレンタカー店指定のガソリンスタンドで満タンにしなければならないので、できるだけ安いところで入れておいて、最後に入れるのはちょっとだけにしておきたかったんだ(^^;

そのあとは銭湯を探して入り、夕食は吉野家で済ませ、レンタカー返却の時間がせまってきたので指定のガソリンスタンドで給油。

これ履歴の削除とかってないのかな

あぁナビ恵さんの?

こいつどこ走ってたんだよ!って思われないかな

そんなに…恥ずかしい走りではないんでない?(笑)

あっははは…そかなー思いっきり恥ずかしいと思うけど

ナビ恵さんの履歴…確かに普通じゃないかも(^^; でも消し方が分からなかったので結局そのまま。つーかこれって消せるのか?

深夜0時半すぎにレンタカー店に到着。ここでプリウスさん&ナビ恵さんとはお別れだ。ふたりともよくがんばってくれた。ありがとう!

函館駅からタクシーでフェリーターミナルへ。来るときはあんまりちゃんと見てなかったけど、ここっていつの間にこんなキレイな建物になったんだ?ちょっとビックリしちゃったわよ。なんでもナッチャンRera就航に合わせて建て替えたんだとか。ぜんぜん知らなかった(^^;

せっかく建て替えたのに、ナッチャンReraはなくなっちゃうんだね…

皮肉な話だな…

帰りのフェリーは「ばにあ」。出港は深夜3時なのでまだまだ時間がある。ターミナル内のベンチに座り、居眠りしたり起きたりしながら乗船案内があるまで時間をつぶす。

ばにあ

船内はガラガラだった。2等ザコ寝船室で横になり、思いっきりカラダを伸ばす。あっという間に眠気が襲ってきて…ふたりとも爆睡。

フェリーが揺れるんじゃないかと心配していたけど…それほどでもなかった。つーか爆睡しててわかんなかっただけかも(^^;

朝6時40分、青森港に入港。ここから青森駅までもタクシーで行っちゃう(^^;

来るときに乗ってきたパンダさんは夜行便。帰りは昼行便の「青森上野号」に乗る。この車輌にはトイレも付いていて、座席もパンダさんよりは心もち広いような気がした。

青森上野号

発車時間は朝8時。車内はほぼ満席だった。朝ごはん用に駅で買ってきたおにぎりをパクつく。

夜行と違って起きてるもんだと思ってたっけ、車内ではなーんもすることないし、まわりのみなさんも意外にお静かだったりして、なんだかんだで寝てしまった(^^; そして行きと同様に弘前バスターミナル、紫波SA、国見SA、佐野SAでそれぞれ休憩が入り、夕方6時すぎに上野に到着。

上野からタクシーで自宅まで。最後にタクシー使いまくりだけど、自走で行くのに比べたらそれでもおつりがくるくらいなんだ。高速バスの安さとプリウスさんの燃費のおかげだな(^^;

<だいたいのルート>
長万部町静狩
(国道37号線)
長万部
(国道5号線)
七飯藤城IC
(函館新道)
函館IC
(国道5号線)
函館