カントリーサインの旅5
もう道南は怖くないまずは浦臼町へ


写真↑は前回の最後に引いた「浦臼町」。今回は本州最北端の大間からフェリーを使うフル自走コースで、北海道上陸は函館からとなる。
出発は午後2時くらい。買い物をしたり食事したりしながらたらたらと一般道を走り、夕方5時くらいから本気モードに突入。常磐道、磐越道、東北道を使って大間を目指す。震災の影響からか路面がうねうねだった。スピードが出てるから体が浮く浮く。まるでジェットコースターのようだった。
大間港到着は夜中…ってか明け方。フェリー乗船時刻まで駐車場で仮眠をとる。しかしまぁこっちは季節がぜんぜん違うんだなぁ…とにかく寒い!
今回乗船するのは津軽海峡フェリー「ばあゆ」。大間からのフェリーといったらばあゆってことで、いままでにも何度か乗ってて親しみのある船だ。今回もひとつよろしく頼むよ、ばあゆさん。
大間港出港は7:10。函館港入港は8:50。特に揺れることもなく無事に到着。
あ 北海道にぃ~
社 イーン!
ウエスギ専務が最近ツボなふたりなのです^^
いま乗ってきたばあゆのとなりにナッチャンWorldがいた。2008年11月に運航休止となったが、ときどき運航したりしているらしい。


さてここでナビ子さんに目的地設定。目指すは浦臼町だ。中山峠は路面が凍っているとのことなので、八雲から高速道路に乗るルートを選択。
そして朝ごはん。前から食べてみたかった「ハセガワストア」のやきとり弁当を食べに行く。

ハセガワストアは通称「ハセスト」の名で親しまれているコンビニエンスストア。函館名物にもなっているやきとり弁当は、たれ、塩コショー、塩だれなど味付けが選べるほか、ボリュームも大、中、小、ジャンボ、デラックスなどがあり、味の好みとお腹のすき具合で自由に組み合わせられるようになっている。
社長が中の塩コショー(504円)、私が小たれ(399円)を注文。注文するとその場で焼いてくれる…ってのは噂で聞いて知ってたんだけど、社長は知らなかったらしく少々戸惑っていた。ちょいとばかし待たされるんだよね。


「やきとり」なのに豚肉なのは、ここ函館ではお約束^^
あ うまーい!うん、期待どおりって感じ
社 いいなこれ。オレ気に入った
こんな朝っぱらでもコンビニで手軽に焼きたてが買えるってのがいいよね。たれ味も塩味もうまかった^^ でもたれのしみたごはんが味わえる分、たれの方がいいかなぁ…
容器のふちに4カ所のミゾがあり、ここにやきとりの串をのせてフタを閉め、外から引けばカンタンに串が抜ける…という技を後から知った。ちょっとクヤシイ…(^^; 次はぜひ試してみよう。
ここで社長から「道南救済ルール」の提案があった。
あ どうなんきゅうさいるーる?
社 とにかくイヤなんだよ道南は。だからさ…
毎回のように言ってるけど、とにかく道南は恐怖なんだ。最近はどんどん高速道路が延びてきて前より移動はラクになってるけど、単純に距離の問題とかそういうことじゃないんだよね。道南から入って道南から帰るんだし、旅の途中でその道南に行かなければいけないってのは精神的にかなりヤラレるんだ。
社長の提案は以下のとおり。
- 道南のカードを引いたら保留にして次のカードを引ける
- 保留カードは何枚でもためられる
- 保留にしたカードの市町村には帰るときにまとめて行ってもいいし、いつでも好きなタイミングで行っていい
あ えぇ?行くのはいつでもいいってのはちょっと甘くないかぁ?
社 そんなことないよ。行かないとは言ってないんだし
あ でも…
社 若いわけじゃないんだしさ、そのくらいの救済してかないと続かねーよ
あ うーん…
社 どうでしょうさんだってさ、道南引いたときはハチャメチャになってたじゃん。やっぱりそれだけ道南はツライってことなんだよ
あ 確かに…
社 そこんとこひとつお願いしたいんだけど。組合としては
「組合」って…(^^;
本家「水曜どうでしょう」でも、この企画で道南を引くのを怖がっていた。実際に引いたときにはそれまでの緊張感みたいなものが途切れ、温泉宿に泊まったり観光したりして、でも最終的にはちゃんと目的地まで行っていた。
確かに道南キッツイよなぁ… いままでガチで4回やってきたんだし、もうじゅうぶんだろ^^ 社長の言うとおり、このくらい救済してかないと続かないよなー。というわけで、この新ルールを採用することにした。
社 やった!通った(笑)
あ あ…そう考えると、次引くのが怖くなくなったかも
社 だろ?むしろ道南引いて数かせげって感じなんだけど
あ あはははは、なるほど
社 な?こうすることで道南が嬉しいカードにもなるんだよ
よーし、もう道南は怖くないぞー!
道の駅「YOU・遊・もり」に寄ってみると、公園の入り口でホタテカレーパンを売っていた。
店 できたてですよー、いかがですかー
いったんはスルーしたものの、やっぱりこういうの拾っていきたいよねーとかなんとか言って、ひとつ買って社長とわけわけ。250円。

できたてとか言ってたわりに思いっきり冷えてた(^^; シーフードカレーパンってとこかな。ホタテが入ってるかどうかはよくわからなかった。
ここでさきほどの「道南救済ルール」について、どこまで救済するかのラインを決め、地図に書き入れた。


2枚目の赤く塗った部分が救済エリア。飛び地になってる伊達市はラインをまたがっちゃってるけど、これは救済なしということで。
八雲から乗るつもりでいた道央自動車道がいつの間にか落部まで延びてきていた。ナビ子さんもまだ知らなかったらしい^^ ってことで落部ICから道央自動車道に乗り、途中のSAで休憩を入れつつ奈井江砂川ICまで。高速道路を降りたところで遅め軽めのお昼ごはんを食べ、浦臼町へ向かう。


前回から通して46カ所目、浦臼町に到着。前回あれだけ「しいたけ飯店」って騒いでたのに、来るときゃ来るときで違う道を通ってきちゃって写真も撮らないっていう…(^^;
浦臼町はワイン用ブドウの栽培が盛んなまちだそうで、カントリーサインにはそのブドウと、町の木であるサクラが描かれている。

- <だいたいのルート>
- 函館港
- (市道・国道227号線)
- 北斗市市渡
- (道道96号線)
- 七飯町峠下
- (国道5号線)
- 落部IC
- (道央自動車道)
- 奈井江砂川IC
- (道道114号線・国道12号線・道道139号線・道道278号線)
- 浦臼町黄臼内
- 移動距離:約376.9km
次の目的地はどこかな?
あ ん?なんかトーテムポールみたいなものが…
社 あ、あれじゃね?下川町じゃね?
あ 下川はもう引いたよ確か。あ、海か?えー?どこよこれ
社 わかった。これ流氷だろ