カントリーサインの旅8
1出した役立たずは黙って寝とけまずは羅臼町へ


写真↑は前回の最後に私が引いた「羅臼町」。今回も八戸―苫小牧間フェリーを利用することにしたので、北海道上陸は苫小牧からとなる。
午前5時に自宅を出る。車に乗り込み、ナビ子さんの目的地にいきなり羅臼町を設定してみたっけ、「1422km」と出て思わず笑ってしまった。遠いなぁ羅臼^^
社 今回のテーマは、やさしく走ろう北海道
あ やさしく?
社 うん、タイヤ交換したことだし
実は数日前に車のタイヤがパンクしてたことが発覚して、おととい交換したばっかりなんだ。
社 500キロくらいは慣らしだって言われた
あ そーなんだ
社 オレにはわからないけどね~違いが(笑)
あ あははは
社 でもこのタイヤ燃費に効くらしいから期待してる
あ 効く、ってなによ(笑)胃痛に効くみたいな
常磐道、磐越道、東北道、八戸道を走って、八戸港に到着したのは午後3時半くらい。フェリー出港は22:00。まだまだ時間がある。乗船受付開始の18:00まで車で仮眠をとったりしながら時間をつぶす。


今回乗船するのは川崎近海汽船「シルバーエイト」。今年の6月30日にデビューしたばかりの船だそうで、すっごいキレイ。「銀八っつぁん」と呼ぶことにした^^
乗船受付を済ませたあとフェリーターミナル内の食堂で夕食をとり、乗船開始案内を待ってフェリー内へ。社長はまた出航前にフロ入っちゃおう作戦ですぐに浴室に向かったが、狭くて残念な感じだったらしい。私はハナからフロはあきらめてた。
22:00、定刻どおりに八戸港出港。
到着予定時刻6:00の15分前くらいに苫小牧港入港。空はうすぐもり。降ってないだけ上等だ^^

ここでナビ子さんにあらためて目的地設定。予約してある羅臼の宿を目的地にした。道東自動車道で足寄まで行って、阿寒、弟子屈、中標津を通って標津側に抜け、海沿いをガーッと北上するルート。
いざ出発。十勝側は濃霧だという情報もあり、新得に抜けたところでは確かに霧で真っ白だったけれど、足寄のあたりまで来るとパカーンと快晴。さらに進んで雄阿寒岳もキレイに見えた。


あ さわやかだねぇ~
社 天気いいからさ、去年のリベンジしない?
あ リベンジ?
社 開陽台
あ あっいいね!行こうよ
昨年は天気が悪くて観光もなにもあったもんじゃなかった開陽台。この天気だったらきっと景色が楽しめるだろうということで行ってみることにした。ほぼ通り道だし。
弟子屈を抜けると道路の青看板に「別海」とか「根室」とか出てきてテンションが上がる。
社 別海とか聞くと最果ての地に来たって感じするよな(笑)
あ わかる(笑)根室とかね
社 この機会に道東引き倒そうぜ
開陽台に到着。駐車場から階段の坂道を上がっていく。

あ うっわぁ~前回とぜんぜん違う景色
社 前回は、お願いだから丸く見ようとしてね、って感じだったもんな(笑)
あ 丸くどころか真っ白でなんにも見えなかったよ(笑)
中標津町のランドマークとも言われている「開陽台」。標高270mの丘にある展望台からは330度大パノラマの地平線を見ることができ、「地球が丸く見える展望台」として人気のスポットになっている。…って、前回の文章そのまま(^^;
展望台にも上がってみた。


あ すごーい!ひろーい!
社 なるほど。大パノラマを謳っているだけあるな
あ 地球…丸く見える?
社 うーん、よくわかんない(笑)
あ 私も(笑)
ちょっと雲が出ていて地平線をハッキリ見ることはできなかったけれど、広大な牧草地の景色を堪能して大満足。リベンジ達成!ということで開陽台観光はおしまい。
開陽台を出て先へ進むと、まーっすぐのジェットコースターみたいな道があった。この道は昨年も通ってるはずなんだけど…天気が悪かったから気づかなかったんだね。

さらに東へ進んで海に出て北上。植別川を渡る橋のところでカントリーサインを発見。


前回から通して79カ所目、羅臼町に到着。なんか色が抜けちゃって残念な感じになってるなぁ(><)
カントリーサインに描かれているのは町の鳥オジロワシ。翼を広げると2メールを超えるほどの大きなワシで、その名のとおり尾っぽが白く、クチバシと足が黄色いのが特徴。
社 カード抽選は宿に行ってからにしよう
あ そだね。新ルールだし落ち着いて引きたいよね
というわけでそのまま海沿いを北上。
社 いやぁ~はるばるやって来たよ羅臼まで~
あ 遠かったねぇ~
社 羅臼なんてなにかついでがない限りなかなか来ないよなぁ
あ そのついでがないもんね(笑)
道の駅「知床・らうす」に寄って休憩がてら、かなーり遅めのお昼ご飯。道の駅内の食堂「知床食堂」に入り、社長が黒はも丼(1000円)、私がうにいくら丼(2400円)を注文。もう15時になるけどがっつり食べちゃう^^


あ んー!シアワセ~
社 こんなの、マズイわけがないよな(笑)
イクラ大好き^^ 最初はいくら丼にしようかとも思ってたんだけど、こっちにして大正解。ウニが甘くてちょーうまかった。社長の黒はも丼はなにかの記事になっていたのが壁に貼ってあったので選んだそうだ。小骨はほとんど気にならず、脂がのっててうまい。ボリュームもあってこの値段はお得!
道の駅を出る。まだ時間が早いので宿には向かわず、海沿いを車で行けるところまで行ってみようってことになった。


ここが車で行ける最終地点、相泊。橋の先にも行けるのかもしれないけれど、舗装されていないし「道なし!」と書かれているのでやめといた。海の向こうにはうっすらと国後島が見える。
戻ってくる途中でセセキ温泉にも寄ってみた。



満潮時には海に水没してしまう野湯。ドラマ「北の国から」のロケ地として使われたのでわりと有名みたい。ちょうど潮が引いていて数名の方が入浴をしているところだった。
羅臼市街地まで戻ってきて、まだ時間があるので知床峠にも行ってみた。

あ 羅臼岳、どーん!すごーい。かっけぇ~
社 快晴でよかったよ
ここは斜里町との境界なのでカントリーサインもある。さっきのは残念な感じだったからここでも撮っておいた。


時刻はそろそろ午後6時になるところ。気温は14℃で8月とは思えないほど寒い。知床観光はこのくらいにして宿に向かうことにする。

- <だいたいのルート>
- 苫小牧西港
- (道道259号線 臨海北通)
- 苫小牧市沼ノ端
- (国道234号線)
- 追分町IC
- (道東自動車道)
- 足寄IC
- (国道242号線)
- 足寄
- (国道241号線・足寄峠)
- 弟子屈
- (国道243号線)
- 標茶町虹別
- (道道885号線・道道150号線・ミルクロード)
- 中標津町開陽(開陽台)
- (ミルクロード・道道975号線)
- 標津町川北
- (国道244号線・道道1145号線)
- 標津町古多糠
- (町道古多糠基線・国道335号線)
- 羅臼町峯浜町(植別橋・カントリーサイン)
- (国道335号線)
- 羅臼町本町
- (道道87号線)
- 羅臼町相泊
- (Uターン・道道87号線)
- 羅臼町本町
- (国道334号線)
- 羅臼町湯ノ沢町(知床峠展望台)
- (Uターン・国道334号線)
- 羅臼(宿)
- 移動距離:約506km