あひるの小屋

カントリーサインの旅2

懲りないふたり

第14の選択(砂川市編)

次は私が引く番。社長に近いところを引かれているのでかなりのプレッシャーだ。

ドキドキするねぇ

この「ドキドキするねぇ」というのは、道中ふたりが何度も発した言葉だ。目的地が近づいてくると自然に口から出てしまうんだ。

そしてふたりとも自分で引いたカードを最初に自分で見ようとはしない。まずは相手に見せるのだ。前回はそんなことなかったんだけど、今回はお互いにそんなことをしている。自分で見ようが相手が見ようが、引いたカードは変わらないのにね(^^)

それじゃ、引くよ!

おう!引け!

第14の選択

弟子屈町」…思いっきり道東だ。またしても中途半端に遠い。

あー…これは…

えっドコ?うわ!てしかがー!!遠い!

いやオッケーでしょ。オレ道東行きたかったもん

でも遠いよ?

同じハクチョウのひとでもこっちのハクチョウのひとは好きだもん。いいじゃん弟子屈

…まだ七飯のトラウマは消えてないの…?

確かに道東方面ってのはワクワクする。北海道にキター!って感じがするんだよね。そのわりにはほとんど引いていないし。遠いけれど気分的には嬉しいかも。さっそくナビ子さんに目的地設定。

今日はもう無理なので宿を探すことにする。とはいっても連休のど真ん中。手当たり次第に電話をかけ、「風呂共同せまいツイン7000円」という滝川の宿をどうにか確保。

宿に到着。シングルにエキストラベッドを入れたらしきせまい部屋。だけど確保できただけでもラッキーなんだ。贅沢は言ってられない。

部屋のトイレ

でもね、このトイレだけは納得できない。どーしてこっち向きに取り付けちゃったんだろ。手前にはスペースがあるのに。なんとか座って用を足したけれど、これ男のひとはどーすんの?便器の前に立つスペースなんてないじゃない。社長は「座るのだってひと苦労だよ」と怒っていた。

朝9時ころ宿を出発。道央自動車道から旭川紋別自動車道へ入る。この道は前回ナビ子さんが知らなかった道だ。今回はナビ子さんブレインを新しくしてきたので、ナビ子さんも自信たっぷりに案内してくれる。

のどママに送ったメールの返事が来た。今日になってメールを読んだらしい。

え?何?でしくつ…?どのへんだろ、全然分かんないや。どうやら今回は…あひるちゃんかなー?

だよねぇ。知らなければ「てしかが」とは読まないよなー。しかしのどママのおっしゃる通り。今回は私がダメ人間のニオイを漂わせている感じだ。連続で300km超だもんなぁ…。

今回、社長は引きがいいよね。ダメ人間は私だなぁ…

オレまだいっこしか引いてねーじゃん

石北峠を越えて北見へ。お腹もすいてきたので遅めの昼食にする。たまたま食堂を見つけたので入り(店名忘れた)、社長は味噌ラーメン、私は豚丼を注文。どっちもこのへんの名物じゃないけれど…ま、いっか。

豚丼

ホントは十勝あたりの名物メニューである豚丼。ちょい甘口なタレで焼いた豚肉がごはんにドカッとのっている。味噌汁と漬け物がついて840円。ここのお店のはタマネギとかピーマンとか入っていた。前に十勝で食べたときは豚肉だけだったような気がする。でもピーマンが入ると色味がいいね。

ウマかったけれど私にはちょっと量が多すぎたな。

国道243号線に入り美幌峠へ。この峠の頂上が境界になる。

弟子屈町カントリーサイン (到着 15:19)
美幌峠

弟子屈町に到着。14カ所目だ。天気がよくていい眺め。風は冷たいけれど気持ちがイイ。付近を散歩しつつ、道東まで来た感動に酔いしれていたふたりだった。このあとにとんでもない悲劇が待っているとも知らずに…。

<だいたいのルート>
砂川
(国道12号線)
滝川(宿)
(国道12号線)
深川IC
(道央自動車道)
比布JCT
(旭川紋別自動車道)
愛山上川IC
(国道39号線・石北峠)
北見
(道道122号線・道道217号線)
美幌
(国道243号線)
弟子屈(美幌峠)

次の目的地はどこかな?

さてどこでしょう