第15の選択（弟子屈町編）

次は社長が引く番。せっかくココまで来たんだし、もちっと道東を楽しみたいところ。

「せたな町」！出たー！道南！なんてこったい。ココから道南を引くか！

おそるおそるナビ子さんに目的地設定。

…最長記録が出ました。

来た道を戻るのはおもしろくないので、そのまま弟子屈へ抜け、屈斜路湖と阿寒湖を経由して足寄に出ることにする。とはいっても車を停めて観光なんてことはしない。社長はどっぷりと落ち込んでいるし、とにかくすこしでも近づくことで精一杯なのだ。でもせっかくの眺めなので車内から撮影。屈斜路湖と雄阿寒岳。

とうとう町名にまで文句をつけ始めた。

ものすごくテキトーなこと言ってんなー私。社長はすっかりやさぐれてしまった。そんなタイミングでのどママからメールの返事が届く。

この「あったかい町よ」が思いっきりツボに入ったふたり。車内の雰囲気は一気に回復。いやぁ救われた。このときのどママはたまたまPCの前に座っていて、「せたな町」で検索して人口を調べたらしい。あったかいかどうかは知らないけれどなんとなく書いたんだそうだ。という話を帰ってきてからのどママに聞いた。でもこの「健在」ってのは、やっぱり「ダメ人間健在」って意味なんだろうな…。

千歳まで来て一泊。美幌峠を出たのが16時すぎだっていうのに、よく千歳まで来たもんだ。さすが社長。

朝9時ころ宿を出発。冷たい雨が降っている。

道の駅「サーモンパーク千歳」にて「鮭コロッケ」を発見。朝ごはんを食べたばかりだけれど誘惑に負けた。左が塩で右が味噌。各100円。でもこれはゴールデンウィーク限定価格だったようで、普段は120円らしい。中が見えるように割ってみたけど、ちょっと見てくれが悪くなっちゃったかな…。

シャケ好きにはタマランなーこれ。塩の方が鮭の味がよくわかるような気がする。でも味噌も鮭の風味とマッチしてウマイよ。

支笏湖から国道276号線に入りさらに西へ。天気は悪いけど車はかなり多い。スノーモービルのようなもんを積んでいる車もいた。ドコへ行くんだろう。

道の駅「フォーレスト276大滝」に寄ったついでに、すぐとなりにある「きのこ王国」へ行ってみる。ココのきのこ汁は人気があるらしい。ちょっと早いけれどココで昼食をとることにした。

1杯100円のきのこ汁が目的で入ったのに「ボリボリ汁」という怪しげなメニューに誘われてふたりともそれを注文。1杯300円。「行者にんにくきのこフランク」も1本ずつ注文。1本350円。

「ボリボリ」というのはナラタケというきのこのことらしい。別に食感がボリボリしているわけではない。外は寒かったのであったかい汁が嬉しい。フランクは骨付きでワイルドな感じ。行者にんにくがたっぷり入っていた。ちょっとクセあるけどウマーイ。でもふたりとも「ボリボリ汁」にしちゃったのは失敗かも。どちらかが普通のきのこ汁にしとけば両方味わえたのにな。

それにしてもスゴイお客さんの数。ココっていつもこんなに混んでいるんだろうか。

さらに西へ。国縫から国道230号線に入り日本海側に向かう。

せたな町に到着。15カ所目の町だ。

せたな町は昨年合併があり町の境界が変更になっている。ココはもと北桧山町だった場所だ。10kmほど得しちゃった、ってところだろうか。

朝から降り続く冷たい雨。寒いったらない。あれぇ？おっかしいなー。「あったかい町」なはずなのにー。

＜だいたいのルート＞

弟子屈（美幌峠）

（国道243号線）

弟子屈

（国道241号線）

足寄

（国道242号線）

足寄IC

（道東自動車道）

十勝清水IC

（国道274号線・日勝峠）

由仁町川端

（道道462号線）

安平町追分

（道道226号線）

千歳市泉郷

（国道337号線）

千歳（宿）

（道道16号線）

支笏湖

（国道453号線・国道276号線）

伊達市大滝

（国道453号線）

伊達市長和

（国道37号線）

長万部

（国道5号線）

長万部町国縫

（国道230号線）

せたな

次の目的地はどこかな？